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2006年10月の1件の記事

2006/10/29

森元総理の言うとおり。必修科目の追加履修なんてやめるべきだ

 マスコミがつまらないことで大騒ぎしてますが、文部科学大臣が小役人根性丸出しで補習させるとか言ってますが、こんなのどうでもいいよ。首相が文科相の発言に反発して特例的救済を検討するよう指示という報道もありますが、補習みたいな無意味なことやめたほうがよい。さきほどTBSのサンデーモーニングでも森元総理が昨日補習の必要なしとの見解を述べていた映像が流れました。森元総理の言うとおりだ。さすがは首相経験者だ。
 前にも書きましたが、そもそも教育課程なんていいかげんなもので、私が中学校の時は指導要領改訂の目玉である現代化教材を教えなかったり(図形の位的な見方とか二進法とか)、義務教育の到達水準ともいうべき等加速度運動を教えなかったり、建前は現代化ですが、全然現代化していない陳腐な授業でとてもがっかりしました。国語だって10分の2だったかな。授業の一定割合を作文にあてるよう指導要領にあるわけですが、小学校の低学年ほど作文を多くやって、学年が上がるごとに減っていって、高校では1年生の箱根の遠足の感想1回だけで終わり。指導要領どおりでは全然ないんですよ。ある意味で教師はさぼっているともいえます。体育だって男子が格技、女子はダンスが指導内容にありますが、中学校で武道はやってませんから。だから私は柔道がわからないです。当時は保健でタバコは酒やコーヒーと同じ「嗜好品」と教えてたんです。だから警戒感がなかった。私がタバコをやったのは20歳になって職場の宴席で係長に勧められたのと、財布の落とし物を届けたらお礼にマイルドセブンを1ダースもらったことがきっかけですが、薬物中毒になることとかきちんと教えてもらえば24年間もタバコ中毒で苦しみ、動脈硬化でボロボロになって人生を無駄にすることもなかったです。ろくなことも教えないで時間だけは履修しても中味のない授業が多かった。もっとも近年は大学改革でシラバスがはやったり、こうした点はずっと改善されていると思います。
 私は園芸高校で当時の化学Ⅰの成績は5ですけど、モル概念や原子のボーアモデルを理解した程度の水準です。たいしたことはございません。当時の生物Ⅰも5ですけど園芸科なのにメンデルの法則を教えないで終わり。それでいておまえらの安い月謝じゃこの程度のことしか教えてやらないとか教師が威張っちゃってるんですよ。補導担当の教師でしたが、最初に言ったことで驚いた。女生徒のなかから必ず万引きで捕まる生徒が出ますと予言するんです。自由が丘のピーコックなら碑文谷署、大井町の阪急なら大井署にお世話になることになります云々と述べ、予断と偏見で人をみているのでひどいなあと思いました。生物と関係ないでしょ。実際にはそういう女生徒は出なかったんですよ。外国語は職業高校なんで当時の英語A9単位だと思いますが、なぜか教科書は英語Bのリーダーだった。これは就職対策かたんに見栄だけなのかなとも思いましたが、普通科の当時の英語B15単位は読本・文法・作文と三種類の教科書があるんですが、読本だけというのはヘンだと思いました。世界史なんて無茶苦茶で、毛沢東はどこの国のなんていう肩書きかというクイズを書かせて、誰も正解者がいないんで、あんたらなんでこんな常識も知らないんだとか愚痴っぽいことをさんざんいって1時限終わりですよ。それで中国の制度や毛沢東の事績を説明するわけでもないんです。私は「中国で一番偉い人」と書いたんですが、党主席と言う肩書きは知っていたが、国家主席が空席なのか兼ねるのかよくわからなかった。中央軍事委員会主席というのも知ってましたが党なのか国家なのか判然としなかったから、そういう答えになった。大人でも国家主席と党主席の区別ができない人がふつうなのになんでこんなことを質問するのかと思った。フランス革命なんて、教科書を黙読させ感想を言わせるだけで、経過についての説明がない。だいたいプランジジネット朝とかカペー朝とか王朝名を覚えさせることもないんですよ。
 だいたい高校学習指導要領は大分前から大綱的基準で生徒の実態に応じて弾力的に運用することが基本になっているし、今回、マスコミに叩かれた高校は、進学などで実績を上げて評判の良いところも多いようだ。行政側もそれを求めてきたわけだし、進学実績を上げる努力をしている高校が叩かれるのはおかしい。企業のコンプライアンスみたいな感覚で追加履修を強要するのはばかげていると思います。

川西正彦

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