副知事・水道局長への抗議文・予備草稿(2)
事実上の超勤拒否闘争奨励はひどい政策だ
承前
その当時は、口座振替のお客様に対する割引というのはなかったんです。だから、多少処理が遅れてもなんとも思ってない。仕事を抱え込ませて困らせてやろうという苛めに仕事が使われたわけです。割引制度が始まったときは、違う係の仕事になっていましたが、ああいうやり方じゃそのうち苦情が出るだろうなと思ってました。女子職員の仕事を軽減して、私用電話を注意したことに対する報復として仕事を増やしたりするやり方、組合の職場委員に逆らう人は異動が勧告され、いろいろ圧力をかけてくるやり方には、自己申告書に添付して、上司や職員部にも報告されているんですよ。
私が××に脅され、サンドバック状態で殴られ革靴で腿と脇腹下を蹴られ、追っかけてきて後頭部にパンチを入れられたことも、これは残業している時に起きたことでずが、これもすべて報告してるんですが、どんな深刻なことが起きても上司も職員部も全くといっていいほど関心をもたない。問題があれば上司との間で解決すべきことということで職員部がケアするということはないです。
アメリカの組合不在企業で一般的になっているオープンドアーポリシーは全面的に否定される全く逆の職場です。これはイーストマンコダックから始まったといわれてますが、ウォルマートでもホームデポでもパプリックスでもどこでもやっていることです。そのような風通しのいい社風とは全く反対です。
組合の職場委員を通してでないと苦情や不満も訊く必要もないし、特に上司を飛び越えて本局に直接苦情を出すと怒るんですよ。
オープンドアーポリシーとは職長を飛び越えて、会社の上層部が直接、社員の苦情や提案をきく時間を惜しまない在り方です。ウォルマートの二代目CEOのディビッド・グラスは、ウォルマートを世界一の企業にした有能な経営者ですが、なんで一日16時間も働くのかというと、各社員から出されてくる苦情や提案について、一件ずつ解答しているんですよ。だからオープンドアーポリシーの会社幹部は結構大変なんですよ。でも有能なトップほど大小いかんにかかわらず、情報を上げろ、特に会社にとって悪い情報をどんどん報告しろ言いますね。
東京都の管理職は反対になんにもやらないですよ。
これは数年前のことですけど、当時経済産業省がさかんにコマーシャルで28度設定をやってたころです。現在でも本局からの通達は28度設定ですよ。ファンコイルと各階空調と2つの系統があったんてすが、、ファンコイルが最強冷房で23・5度で、風があたってしんどいんで、せめて最強を中にして、24・5度にしてくれといってもダメですね。組合の職場委員が最強冷房じゃなければ満足しないならそれに従えということです。その当時は外回りをしてまして温度差が大きいのがこたえたんですよ。その翌年に狭心症と心筋梗塞で冠動脈バイパス手術しました。それはおまえが勝手に心臓病になっただけというかもしれませんが、本来28度になしなければいけないところ、組合職場委員に判断をまかせているわけですから、管理職は何もやってないのと同じでしょ。
「超過勤務のための行動指針」で管理職は率先して定時退庁、計画的に10日の有給休暇取得を実践するとなってますが、管理職は超勤手当の適用除外なんだから関係ないでしょ。これは最低だし、非常に甘い職場だと思います。くだらない口実で仕事をやりたくないといっているのと同じですから。とにかく組合の職場委員の脅迫と指図に従えというだけの管理職ばかりですから、定時退庁で有給休暇をたっぷりとって海外旅行は定番ですが、せめて争議行為期間は少し残ればといいたいくらい。管理職がすぐ帰るから5時30分前が組合が堂々とビラ貼りやりほうだいですよ。
もしオープンドアポリシーがあれば、口座振替申し込み書の記載不備の処理は監査でみられないので、たまる傾向にあるけれどこれで顧客サービスは大丈夫なのかとかとか、そういう意見をくみ取ることもできるわけですが、そういうことはやってない。
だから、今年の5月17日にプレス発表になった「中野区における水道料金等口座振替申込書の未処理について」というのがあるんですけど担当職員が申し込み書の記載不備調査の仕事を抱え込んで、807件未処理のため顧客に謝罪し、口座割引分を返還するということがあったんですけど、この時までいっさいノーチェックだったということがわかります。
私がこの仕事をしていたときから、仕事の分担を増やしたりしていやがらせに使われていたわけで、こういうことじゃだめだと思ってましたけど、管理職は仕事の進め方でどこに問題があるかということ、どんどん意見を出してくれとはいいませんから、組合の職務統制に従って非能率に仕事をすることが最優先ということですから、こういうことが未然に防ぐことができないわけです。
続く
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