朝青龍を政治的にでも救済すべきだ。モンゴル帰国も認めるべきだ。
本日21時のニュースによると北の湖理事長は「気持ちとけがの両面で、治療と療養に専念してほしい。モンゴルへの帰国は当然ありえない」と語ったと報道されてますが、治療に専念させるならこのさい処分を撤回する英断を望みます。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070809-00000091-mai-spo
本日の東スポ「『急性ストレス障害』と診断された横綱朝青龍(26)の病状に日本相撲協会の巡業部関係者から疑問の声が出ている。『この程度で病気になるような精神的に弱い人間が横綱になれるはずがない』というのだ」という記事ですが、この認識は間違ってます。急性ストレスの耐性と力士としての地位・実力とは別の事柄でしょう。心の病に理解のない協会執行部の方針で朝青龍は潰されてしまいそうです。
前回エントリで引用した福島章名誉教授の論文や著書は特に性に関するテーマで若い時によく読みました。私自身の思想形成にも影響を受けてますが、精神医学の第一人者ですよ。「もともと精神力の強い人間ならこの試練を自力を乗り越えることも可能ですが、彼がそうとは限らない」と言っていることに注意して下さい。
本日の夕刊フジ、高須基仁のコラムが朝青龍同情論です。座敷牢の蟄居閉門みたいだと言ってますね。たぶんモンゴルでは座敷牢に閉じこめて制裁するというじめじめした文化はないんじゃないですか。
モンゴルの英雄にとってこれほどの屈辱はありません。やってはいけない処分をやったと思います。遊牧民族の生活慣習からみても、朝青龍の勝ち気で行動的な性格からみても、四ヶ月も軟禁生活を強いられるのは想像を絶する苦痛ではないでしょうか。処分は予測する範囲を超えて苛酷なものだった。横綱になるほど強い男だから、軟禁生活の耐性があるというものでもないでしょう。急性ストレス障害になるのも無理もないです。
69連勝の金字塔を立てた不世出の大横綱であり、人格者として誰も疑わない双葉山にしても引退後、警察に逮捕されたことがあります。 昭和22年(1947年)1月、璽光尊事件--金沢で璽光尊率いる教団・璽宇が世直しを掲げて独自の内閣構想を打ち出し、「元号」を霊寿と改め、天変地異の預言を喧伝して私造紙幣を発行していたが、食糧管理法違反容疑で警察が急襲し乱闘の末、璽光尊(長岡良子)と教祖護衛のため警官隊を相手に大立回りを演じたとされる元横綱双葉山が逮捕された事件(不起訴釈放)--のことです。
しかしだからといってこの事件で双葉山の実績や名横綱という評価に傷がつくものではなかったのである。後に理事長に就任している。
朝青龍は疾病により巡業の休場届をしただけで、全実績とそのステータスが否定されようとしている。こんなばかなことはないですよ。かりに巡業軽視との批判が正当だとしても朝青龍への懲罰は十分過ぎるほどきいています。もうこれ以上攻めるべきではない。文科相は北の湖を呼び出して処分撤回を勧告すべきです。文科相がダメなら首相の出番だ。朝青龍救済のサブライズで人気を挽回するチャンスなのでは。
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全てに於ける軍国体制下の価値観が崩壊し、多くの人達が希望を喪失した敗戦後の状況と今現在の状況を混同するな。
所詮アンタは物事が何も解ってはいないくせに。
投稿: マイヤーハンセン | 2013/05/04 13:37