ワーク・ライフ・バランスで長時間労働抑制なんて大迷惑、ふざけるな(2)
怒り心頭にきているのは例えばこういう事例です。東京都水道局の事務職ですが、私は懲罰的に配置転換され、希望も出してない。これまでやってた仕事とはと全く違う畑の職務になったわけです。新人と同じだから、仕事を一から覚えて請け負った担当業務をこなしていくのに黙示的誠実労働義務はあたりまえということで、事実上の8時間コアタイムの裁量労働制のような働き方でいいということでやってきたわけですよ。前の職場では一切、超勤手当は請求してないから。実際、水道局でも12年ぐらい前まで、超勤手当の一律分配支給(いわゆるカラ支給)をやってましたから。その頃は営業所でも時間管理っていう発想はなかったですから、それならそれでもよかったわけですよ。組合が締めつける職場もあるということはきいてますが、大抵の場合は超過勤務拒否闘争時以外なら残業したって文句言われることはなかった。私は良心的ですから、カラ支給は文字通りカラ支給でなく事実上の超勤打ち切り手当、裁量労働手当と受けとめますから、実際にはそれ以上の時間は仕事をやることになる。くだらないコンプライアンスとかなんかで、実績主義とか、事前承認とか言い出すようになってからおかしなことになって、時間制限されたらたまらないということ裁量労働制のような働き方がいいということを管理職にも言いました。日経連だって全ホワイトカラー裁量労働制とか、労基法の刑事罰規定廃止とか提言していた時期で、ホワイトカラーの働き方に労基法がマッチしてないのは明白な事柄で以前からさんざん言われていたことですから。共産党とか労働組合は不払い残業は犯罪だとか言っていますが、私は180度反対の立場ですから。
水道局の営業所の事務職は、待機とか宿直を別として上司から命令されて時間を拘束されてやる残業というのは私の経験ではないです。担当者の裁量で自発的な残業だけ。ノルマ達成のために駆り立てて残業させるということはないわけで、長時間でも苦になるようなことは全然ないわけです。むしろ超勤拒否闘争で号令かけられて、追い出されて、日程が詰まって苦しむことが多いですから。さらに顧客対応としては、在宅していることが多い6時過ぎの方が、電話連絡がとれて、能率的に仕事がこなせますから。残業した方が楽なんですよ。
本当はホワイトカラーエグゼンプションのように土日も自由に出勤して、その週に片づける仕事を翌週に持ち越さずに全部やってしまうのが、能率的なんです。ウォルマート本社のホワイトカラーは土曜日も7時から13時まで働くのが普通だそうです。シアーズに関する本で読んだんですが、アメリカでは土曜日は仕事がなくても会社に顔を出して忠誠心を示すみたいな慣行があるようですね。そちらの方がまともなんですよ。月~金で平均12時間働くより、月~日で平均8.5時間働く方がずっと楽ですから。しかし、労働協約で土日出勤は組合協議とか取り決めがあるから、組合が威圧感があるし、それを無視すると管理職のメンツも潰すことになると思って、遠慮しちゃうんですね。
それで、水道局に勤めた人ならご存じだと思いますが、4月~5月は繁忙期なんです。検針係は引越の精算が多い。収納係は大型連休で日程が詰まる。庶務経理は決算事務や事務の引き継ぎなどなんやかんやと。はっきり言えば連休がない方が仕事しやすいし楽なんです。
私を毒気を持って攻撃してきた女性職員というのは、部分休業という制度で育児のために1時間早く退庁していたわけですが、私の仕事に対するコミットメントに敵意を剥き出しにして、残業しているのが気にくわないので、いろんな圧力をかけていました。要するにしわよせをかけているように思われるのが不快なのでけしからんとか無茶苦茶な理由なんですよ。
その一つが、積極的に協力して仕事をすることを全面的に否定する。同僚や後輩に助言、指導をさせない締めつけです。私が転入者に、その仕事は前任で経験があって、要領を知っているから、ここではこういう前例だとか、注意すべき点とか説明することを許さない。きかれたら言えばいいんだとかいうわけですよ。させない、させないという理由が、担当業務さえやりゃいいんだ。そうじゃないと残業することになるからということなんですが、転入者はそれをよいことに、仕事を手抜きしていきますから、できるだけ簡略化、独断でやろうとする。前例とか無視しちゃっうからどんどん質が落ちていく。結局その尻ぬぐいもやらなきゃならんようになる。担当業務だって自発的には何もやらないから、これはこうやるんんだよと教えてやらないと質が落ちていくんですよ。仕事を協力してやろうといっても、話もきかないですから。できるだけ仕事をしないで遊んでいたいから。
これは明確な職務遂行妨害なんですよ。労働組合は形骸化させるということになってますが、東京都には目標管理制度があって、自己採点シートというのがあって、そのなかの着眼点に、組織支援というのがあるんですよ。要するに自らの課・係・他部署の協力・調整を積極的に行ったか、チームワーク、協力義務のことですが、「同僚や後輩への助言、指導」という項目がある。女性職員がそれをやっちゃいけないと締めつける、同僚の方もいっさい話はきかない。助言も受けたくない、独断で勝手にやりたい、できるだけ仕事はしたくないということで、話もきかない。だから自己採点が不可ということになる。
おまえは上司じゃないんだから、指図を受けない、あるいは何様だと思っているんだといわれたことがありますが、経験者だから、前例とか説明するのは当然じゃないですか。係長っていったって、慣例とか詳しいことは何も知らないんですから。手抜きをしているのを見るといらいらする。それでも口だしはけしからんとかいって締めつける。「同僚や後輩への助言、指導」はやらせない。先方も独断でやりたいということで、この着眼点でコミットメントしてないことになるから自己評価は不可になる。成果をあげることができないんです。
目標管理制度なんて形骸化しているよといわれるかもしれないが、自己評価も職務ということになってますから。女性職員の職務統制によって仕事をさせない。協力させない。口だし無用。チームワークはまっぴらということで、非常に不愉快な職場環境になっているんです。要するに女性職員が労働組合みたいにジョブコントロールしようとしているわけで、労働組合の職務統制と職務遂行方法に干渉してくることは非常に不愉快ですが、女性職員の職務統制も非常に不愉快だ。女性は過剰に保護されているので怖いものなしなんですが、なにか不愉快なことがあればジェンダーハラスメントで刺しまくって我が儘しほうだいとでも思ってるのかもしれないが、別に私は家来でも子分でもないんですよ。
東京都は労働組合の示威行為や業務妨害に許容的で、威圧力で職務統制するのは当然という企業風土がありますから、こういうことになる。仕事するな。仕事するなと労働意欲を萎縮させて当然とされているのは侮辱ですよ。そのうえ、積極的な組織支援とか一歩すすんだ仕事を行うという自己採点の評価も難しくして、職務遂行と業績をあげることを妨害するからふんだりけったりです。
その女性職員は係内の担当業務の配分も自分で仕切っちゃうんですね。係長っていうのは女性職員のいいなりですからね。女性職員が不快に思われることを一番嫌がる。子育て支援の周知文書をわざわざ壁に貼っちゃったりして、それで妊娠5ヶ月ということで、仕事の負担を減らして、自分のやりたい仕事だけにしちゃうんですよ。いうまでもないことだが、アメリカのような職務分析や詳細な職務記述書による管理というものはない。仕事に人をつけるんじゃなくて、人に仕事をつける。それもきわめて大雑把で監督職員は全体の分量を把握しているわけでもないんです。仕事の分担の決め方ってかなり恣意的に行われるから、分量は必ずしも公正ではない。この場合は、女性職員の事情を最優先にしてるんですが、私は労働基準法に反対で本音は、出産休暇に入る4ヶ月も前から、仕事の分量を減らすことには不愉快だけれども、それは何もいわなかった。当然、負担は増えたわけですが、何も文句はいってません。部分休業も妊娠出産休暇も、育児休業も制度としては反対だが当事者が権利と考えてる以上、文句は何も言ってないんですよ。
ところが私が4月の年度初めに、連日10時頃まで残業してたら、ぎゃーぎゃーぎゃーわめいて、遅くまで残業するのけしからんとか、圧力をかけてくるわけですよ。別にこんなのたいしたことないですよ。かえって10時ぐらいまで仕事したほうが、適度の疲れでよく眠れるんで張り合いもあるし体調はいいんですよ。繁忙期で、デッドラインの迫っている仕事を多数かかえていたから、当然でしょ。しかも決算業務はミスが許されませんから、他部署に迷惑がかかるから。
それでもけしからんと。ますます、職務統制がきびしくなって、残業しない能率のために4月に転入してきた人にいっさい仕事を教えるなとなったわけですよ。仕事を引き継がないとしょうがないでしょ。自発的には何もしない人だから、かえっていらいらして能率が悪くなる、任せられないんで、4月の終わりころ自分が率先して仕事をすると怒り出しちゃって、あなたが仕切って職務統制するからかえって能率が悪いと言ったら、そう言うだったら残業するなと怒鳴り散らしてきたんですよ。喧嘩を仕掛けてたのは先方ですよ。残業代を請求するような卑しいことはしてないわけです。当局のコストにはなってないのに、させないさせないというわけです。あんたずらかるんじゃないのと言い返したら今度は係長が怒っちゃって、ずらかるとはなんだとなったわけですよ。既に妊娠5ヶ月の段階で大幅に仕事を減らしているんです。その分しわよせはかかっているうえに、7月から有給休暇と夏休みと妊娠出産休暇と育児休業で1年以上職場を離脱するとしていたんですよ。あとは野となれ山となれ。ダブルインカムで育児休業でも給与の八割の不労所得があるから左団扇でしょう。アメリカの家族医療休暇は12週間の無給休暇ですからね。非常に厚遇されている。あとは野となれ山となれ職場を離脱する人があれこれ、仕事するな。残業するなとかとかジョブコントロールしようとするからうるとさいと言ったわけですよ。
東京都の管理職、監督職員は処世術がすべてですから。女性職員に不愉快な思いをさせるのは重罪だとなるわけですね。女性職員への配慮、子育て支援が全てに優先します。そういう思考しかしない。その女性職員は課長に指導してもらうと捨てぜりふを吐いて、今度は課長が女性の苦情を受けてサービス残業は認めてないとかいいだして、吊し上げにかかったわけです。私は、自発的にやっているだけ。実質8時間コアタイムの裁量労働制という条件で十分だと言いました。年収600万ももらっているのにそのうえ予算に計上されてない残業代まで請求する卑しい根性はない。労働基準法は時代遅れになっていて、全ホワイトカラーは裁量労働制にすべきという見解もある。ブッシュ政権では公正労働基準法のみなおしを行っていることとか、コモンローでも黙示的義務条項というのがある。業務を遅滞することなく仕事をこなしていく責務があるとかいうようなことをいっても話しがかみあわないですね。係長は管理職が認めない以上ダメなんだ。仕事は後回しにしろということを言うわけですよ。管理職・監督職員総ぐるみで攻撃を仕掛けてくるから、労働意欲を著しく萎縮しました。
女がぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー文句をいうから側頭葉にダメージを覚えました。迂闊なことに悪意にはまってしまったのです。5月は繁忙期でここは頑張らなければこかならなかったんだけれども、係長が嫌な顔をするんで、残業しづらくなって、時間が制限されたりするとかえってやっつけ仕事になって、ミスも次々に出てくる。そのリカバリーでまた時間がかかってしまう。労働意欲を著しく萎縮させたために、6月までやらなければならない仕事が9月まで持ち越されてしまった。初めての仕事だから、上級部署のやり手の職員にテクニックとかかなり教えてもらったんです。本局と良好な関係にしておくことは組織にとっても重要ですから良好な関係にしておきたい。せっかく色々教えてもらったのに決算にかかわる重要な仕事のリカバリーが遅れてしまいメンツが潰れました。一生懸命やっても信用失いましたよ。築いてきたものが台無しになりました。まさか、女子職員から仕事をするなと攻撃されていたなんて言い訳になりませんから。
代替職員はいないんだから、出産休暇の職員の分もカバーして仕事をしてました。周囲は協力的でない人ばかりですから、残業しないとやっていけないのは明らかなのに、けしからんけしからんというから本当にいやな思いをした。結局仕事を後回しにしても、6月には6月の仕事、7月には7月の仕事がスケジュールとしてありますから。後回しにしたのは残業でリカバリーをするほかないんですから。かえってやる時にやらないことによって時間がかかってしまうんです。
私がいいたいのはこういうことです。そもそもワーク・ライフ・バランスは嫌いだ。しかしそれを仮に認めるとしても当事者の便益だけで沢山だということです。部分休業は認めてます。妊娠による職務分担のり軽減も内心は不満ですが認めました。文句はいってません。妊娠・出産休暇も、育児休業も悪い制度とは思うが認めてます。育児休業をとるなとその人の権利を妨害しているわけではないです。
ところが当事者以外の人に、労働時間を抑制するとか、残業するなとか強要する非常にあつかましい政策になっている。男性が長時間労働して子育てに関与しないことがワーキング・マザーが家庭負担を強いているみたいなフェミニズムにより、長時間労働はけしからんというんですね。厚生労働省その他が音頭をとっているノー超勤ウィークだってえらい迷惑なんですが、その目的が特に子どものある男性に早く家に帰って育児にかかわるべきだという、押しつけがましいフェミニズム思想ですよ。
長時間労働抑制が少子化対策も絡めてくるからいかがわしい。生涯未婚率は上昇傾向にある。結婚できない人はたくさんいるわけですよ。そういう人が早く家に帰ったってセックスする相手がいないんだから、労働時間規制と少子化対策効果は実質的関連などあるはずがない。
若い人だって、思う存分働いて、実績・成果を上げて、昇進して収入が増えたほうが両親は喜ぶでしょうよ。それが親孝行というものだ。フェミニズム迎合的な生き方、価値観を強要される理由なんてないんです。家庭を持たない人は仕事第一でいいじゃないですか。
残業していると他者に負担をかけているようで、気持ちよく部分休業・育児休業がとれなくなるからけしからんとかいいますが、個人の私的感情で、職務遂行が妨害されたり、労働契約義務をはたすことをを否定されるいわれはない。
仕事をするな。残業するなは余計なお節介であるとともに侮辱だ。アメリカのホワイトカラーエグゼンプションつまり、管理、運営、プロフェショナル職ですが、時間規制なく働ける人が社会的威信は高いんです。時間管理されるのは下っ端、自己裁量で仕事をしてはいけない人というイメージが強い。
自分は専門家ではない。一廉の人物というほどでもない。しかし仕事に対するコミットメント、熱意はあるんですよ。仕事で失敗したら叱られることになる。責務を果たすことを第一に考えるまじめな人にとって、仕事をやるなと強要されることほど不愉快なことはない。
係長はその女性職員はあなたの健康を心配して言っているんだから、というんですが、そんなのは余計なお世話ふざけるな。ホワイトカラーは週60時間ぐらい当たり前で働くべきなんですよ。真意は悪意です。私を意のままに操られることを拒否したため、管理職にいいつけてこらしめようとした。凄まじい毒気でした。悪意は明白です。すごく気の強い女ですよ。これは別の部所ですが、公式的には冷房28度設定ということになっているのに、最強冷房で23.5度にしているのはしんどいと言った。せめて24.5度にしてくれといっても一切苦情を受け付けない。お前が傍若無人だといわれました。その翌年、私は狭心症・心筋梗塞で手術を受けてます。動脈硬化が進んでいたから外気温との10~15度差はこたえたんですよ。でも組合役員が最強冷房を所望しているからそれに従いなさいと。当局は健康管理上の問題なんてとりあってくれないですよ。当局は私に対する安全配慮すらない。これを見て下さい。http://antilabor.cocolog-nifty.com/blog/2007/11/post_0c90.html健康配慮のため残業を規制するなんてちゃんちゃらおかしい。
続く
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