読書感想 梅田望夫『ウェブ時代をゆく』
ベストセラー系の新書はつまらないという固定観念があるんでまず買いませんが、ちくま新書2007年11月新刊のこの本を電車内で読むのに買ったわけですが、それなりに面白かった。
著者はグーグルのポリシーを基本的にほめてますが、シリコンバレー在住で経営コンサルティングをやっているということで、企業文化論にも言及してますね。インテルのアンディ・グローブの著書から「病的までに心配性な人だけが生き残る」とか「組織内の凶事の予言者を大切にせよ」とか引用してますが、私も同感です。「世の中と比べ、おそろしくゆったり時間が流れている組織は要注意」とかわかりやすくていいですね。
ネットの世界は勤勉の継続がリアル世界以上に求められる。勤勉はもはや苦しみではなく楽しみとも書いてますが、同感です。
やっぱり、これからの時代は無茶苦茶勤勉にやっていかないと生き残れないんですよ。
インターネットの世界でけなすのではなくほめましょうとか、この著者は言ってますが、それなら本日発売16日付の東京スポーツをほめます。「98年ワールドカップ、カズ落選の真相『岡ちゃん』と呼んでいた」というのが原因の一つと書かれています。ヘェーと思いました。そんなことで腹を立てる岡田は心の狭い男だな。
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