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2008/04/19

読書感想 ノーマン・F・キャンター『中世の発見』

 著名な中世史学者の評伝のようなスタイルの本。2007年刊行 朝倉・横山・梅津訳 法政大学出版局。まずメイトランドの伝記である。メイトランドの業績として、スタッブス流の議会神話を崩壊させたことが挙げられている(95頁以下)。つまりスタッブスは議会は民衆がつくる国民的集会であると考えたが、メイトランドによれば、議会とは要件を迅速かつ効率的に処理するため国王の法務官僚や、行政官僚を構成要員とした一つの機関にすぎない。1306年の議会とは国王の主要な大臣や裁判官が秩序を維持し公共の問題を処理するために手持ちの道具として使った機関なのであるとしている。この論争はメイトランドが余裕をもって勝利したと著者は述べている。議会は国民の意志を表明する機関なのでは本来全くなかった。議会制立憲主義の民主主義幻想は大きな誤りなのである。従って本来、議会構成員としてふさわしいのは、国民の代表ではないし、公共精神に富み、教養を備えた法律家や行政官僚ということで良いのである。もっとも、現代において法律家や行政官僚を腐っていて、非常識な人も多いので信用はしませんが。
 

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コメント

仮に雇用拡大になんらかの効果があるとしても、それが雇用契約の自由を侵害するだけの埋め合わせとなる高度な政府利益に仕えるものとは思えない。https://www.kanesoccershop.com/becky-sauerbrunn-jersey-c-844.html

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