リバタリアニズム政党が必要だ
再三述べてますが、私は、ロックナー判決は正しかった。労働者の時間規制、時間外割増賃金、最低賃金制度、安全衛生、福利厚生などの規制は速やかに撤廃するとともに、団体主義的労働関係から個別主義に移行すべきで労働関係も個人行動の正義が確立することを望むとともに、自由企業体制、レーバーコストをできる限りなくしてスモールビジネスがやりやすい制度が望ましいという考えです。そういうテメエは水道局みたいな独占企業でと言われるかもしれませんが、ジョブコントロールユニオニズムがいかに悪いかということを身にしみているから福田じゃないが客観的に見れると言うこともあるわけですよ。
今年は成長が鈍化したとはいえ16年連続の景気拡大が続いているのはイギリスですが、その要因はサッチャーの「遺産」である労働組合の弱体化と、国営企業の民営化に伴う労働組合否認にあったわけです。ストライキに加わらない労働者個人の自由を尊重しているイギリスの制度はすばらしいと思う。保守党政権は年少者以外の労働時間規制を撤廃し、最低賃金も撤廃しました。さらにいえばニュージーランド国民党による1991年雇用契約法(Employment Contracts Act)のように個人は企業と直接雇用条件を定め、労働協約や集団的労働関係に束縛されない個人の雇用契約(代理人を自由に選べる)が可能な、労働力処分の個人行動の自由の確立した社会を目指します。
だから、日本でもばかげている労働基準法を廃止しましょう。最低賃金廃止しましょう・団体主義労働関係から個別主義にパラダイム転換しましょう。規制はなくしてビジネスをやりやすくしましょうということです。上げ潮とかいうなら、国を富ませて経済成長路線で増税はしないというならこれをやるしかないと思います。
つまり私は、リバタリアニズムに親近感があります。リバタリアニズムといってもウィングが広くて、右派から左派まであります。私の基本は社会規範、道徳、礼儀、誠実労働義務に進んで従う個人の自由という考えで秩序を重んじる自由主義、保守主義と融合できますが、左派にも状況によって好意的になることができます。つまりマリファナを吸う自由、賭博をする自由のような被害者なき犯罪の非犯罪化も状況によっては支持しても良いです。若ノ鵬はリバタリアニズムを主張して、他人を害してないのに悪者扱いにするのは悪法だと正論を述べたら良いと思います。
きょうタクシーに乗ったんですが、客に向かってシートベルト義務化されましたから付けてくださいと説教する運転手。うるせえと言いたくなった。プロドライバーだから交通事故なんてありえないだろ。タクシーの運転手にコンプライアンスで説教されたくねえ。
いずれにせよ、ヒューザー小嶋 進社長は正しかった。お客様に安くて広い住宅を提供するというのは正しいですよ。 改正建築基準法、金融商品取引法、改正貸金業法規制といったコンプライアンス不況の要因となる規制は当然見直すべきでしょう。別に姉歯マンションでも良いじゃないですか。広くて安いなら。自由企業体制、スモールビジネスのやりやすい政策に変えていくべきです。
消費者保護や男女共同参画を指向していた福田はもちろん「逝ってよし」ですが、自民党が沈没するのは非常に困る。連合と結びついている民主党が天下を取ったら悪夢にうなされることになる。よりましなという消極的選択で自民党単独政権です。
しかし、既成の宗教も政党に満足できるものは一つもありません。だからリバタリアニズム政党が必要です。自分がやっても良いが能力と金と暇がない。
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読売巨人軍で最悪の監督だった、人望も無く嫌われて破綻した堀内恒夫みたいに必ず成り得るでしょうね。
同じ読売でも決して元ヴェルディの松木安太郎みたいに、人望も統率力も有りませんから。
投稿: マイヤーハンセン | 2013/04/14 17:01