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2008/09/27

ワコビア合併交渉報道

 金融は全く素人でずが、ワコビア応援のコメントを当ブログで書いてきた以上ひとこと書きます。
 ワコビアの株価が9月26日に10ドルに下落したため、複数の金融機関スペインのバンコサンタンデール、サンフランシスコのウェルズファーゴ、ニューヨークのシティグループと合併交渉に入ったと報道があります。http://www.newsobserver.com/business/story/1234132.html http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080927-00000073-mai-bus_all 昨年10月にもメリルリンチのオニールCEOが取締役会の承認を得ずに、ワコビアに合併を打診したことが反発され解任されたというニュースもありましたが、業績好調とされてきた銀行だけに信じられない思いです。

 ワコビア(ノースカロライナ州シャーロットを本拠とする全米第4位の銀行-シャーロット最大の雇用主)顧客満足度トップクラスで、東部・南部を中心に展開し国内のリテール銀行・証券に力を入れているため日本ではさほど知名度がないが、景気後退局面になった2000年以後も東海岸方面を中心に店舗を拡大、ニューヨーク周辺でも積極展開、ワコビアブランドを積極的に宣伝していて期待していました。
 サービス重視を徹底、6時まで営業、支店長自らウェルカムデスクで客を迎え、客の要望に答え、担当者に取り次ぎます。コスト管理は本部の仕事なので、支店はサービスとセールスに徹底できます。社員の業績は毎月スコアカードで評価され、こまめにフィードバック、部下の指導にも熱心という社風は素晴らしいと思いました。だからもともと社風は良い会社です。http://www.scbri.jp/HTMLcolumnNY/17/17-19.pdf http://www.scbri.jp/HTMLcolumnNY/17/17-21.pd 
 業績好調だったため、2006年には悲願であったカリフォルニア進出を果たしました。ウェスタン・フィナンシャルバンク買収を足がかりとしカリフォルニア州を拠点とする米国最大の住宅ローン会社ゴールデンウェスト・フィナンシャルを242億ドルで買収、これによりワコビアは西部10州に広がる285の店舗網を手に入れ、全米的規模の銀行となり悲願が達成されたとされています。ここまでは大変良かったのです。
 当初、ゴールデンウェスト・フィナンシャルは他住宅ローン会社に比べ借り手に厳しい審査基準を適用しており、長年堅調な実績を積み上げ、不良債権水準も極めて低水準を維持しているということで、サブプライム関連の損失は少ないと言うことでした。しかし住宅バブルが崩壊する直前の買収というタイミングの悪い積極策が裏目に出たのでしょうか、この買収によりワコビアは問題を抱えることとなったと報道されています。それだけに遺憾に思います。
 2007年第3四半期は32%増益、手数料・貸出収益が増加と報道されてましたが、2008年4-6月期決算で、サブプライム関連の損失処理が117億ドル(約1兆2400億円)に膨らみ、88億5500万ドルの純損失を計上したと報道されて、6月に業績悪化のためトンプソンCEOが引責辞任。7月にスティール米財務次官をCEOに迎えてますが、ポールソン財務長官の声掛かりでゴールドマン・サックス副会長職から財務次官に就任した人物http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32672720080709を迎えたというからには危機でも軟着陸を祈っている。
 

 

 

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