なるほどロシア出身三力士解雇は前例と比較して厳しすぎる
若ノ鵬が訴訟を起こし大きく報道されてますが、http://hochi.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20080912-OHT1T00062.htm私は解雇自由な在り方が望ましく、労働者保護に反対、現状の労働契約法ですら反対ですが、相撲協会の処断については、文部省の強面大臣からの圧力やマスコミが騒ぎすぎたことで神経過敏になりすぎだと思うし、そもそも力士をやめさせるのは師匠の権限だったはず。ロシア3力士には同情する。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080908-00000989-san-soci
警察沙汰となった相撲協会の過去の不祥事としては次のような事件があリましたが、やはり解雇は厳しいように思います。
まず1965年の拳銃密輸事件です。岩垂弘のサイトhttp://www.econfn.com/iwadare/page145.htmlに詳しい。まずすでに廃業していたが元大関若羽黒が銃刀法違反容疑で逮捕され、続いて協会理事の九重親方(元横綱・千代の山) がピストル一丁と実弾五発をもって警視庁に出頭し、銃刀法違反容疑で任意の取り調べを受ける。続いて相撲協会は横綱大鵬、同柏戸がビストルを所持していたことを警視庁に報告した。米巡業中に手に入れた拳銃を国内に持ち込み、銃刀法違反で書類送検。略式起訴で罰金3万円。協会からは、けん責処分。怖くなって隅田川に棄てたといわれてますね。東前頭三枚目・北の富士、西前頭二枚目・豊国もビストル不法所持で取り調べを受けた。取り調べを受けた力士は7人とされてます。
1995年1月に二所ノ関親方(元関脇金剛・現理事)が麻雀賭博で逮捕され、審判委員解任、6カ月間20%の減俸、3月場所中の謹慎などの処分を受けた例。
2000年12月幕内闘牙が自動車事故で書類送検。3か月20%の減俸。初場所の出場を辞退。
2007年5月幕内旭天鵬が自動車事故で書類送検。1場所の出場停止と3か月30%の減俸処分
ロシア3力士は、故国でレスリングで実績をあげて、角界に入門した。将来を嘱望されているわけです。外国人と日本人とで差別するのはまちがいでしょう。安倍じゃないが再チャレンジの機会も与えないのは酷でしょう。
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