高校生にとって携帯電話は必需品 橋下知事の持ち込み禁止強権発動やめろ
橋下が政令指定都市をのぞく府下の公立学校で携帯電話禁止令という強権政治をやってるがとんでもない。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20081205-00000010-yom-soci 9月23日にも書きましたが、月刊高校教育8月号によると 2007年7月発表の内閣府調査によるとケータイ所有率は、小学生31%、中学生57.6%、高校生96%で、高校生は必需品となっている。2008年4月の日本青少年研究所の調査でも96.5%である。千葉勝吾の記事によると1998年の都立高校生1200名の調査では3%だったからここ10年で3%から96%に上昇したことになる。当初ケータイはアルバイト率の高い学校から自立の象徴とみなされ広まったと言っている。
高校生は必需品ですよ。教育社会学的に言うと、学校は友人をつくったり、情報を交換したりするために登校するものなんですよ。勉強をするのは建前というか第一義ではないんですね。まじめに校則を守っていたらピーアグループ の文化にとけ込めなくて孤立するだけでしょ。橋下の母校は進学校で勉強してたかもしれんが、一般的にはそうではないです。学校なんてたいしたことは教えませんから。校則を守って一生懸命勉強したところで、学校が安定した就職先を斡旋してくれるのか、そういうことはない。むしろ、アルバイトで社会経験を積んだり、異性関係で社交的な技術を覚えたほうが社会では役に立つわけですよ。私は成人年齢引き下げに反対だが、半分以上大人の高校生を子供扱いしていて不愉快だ。
このIT時代にIT機器を取り上げたりするとは野蛮ですよ。私は東京在住だが、関西が好きだし、大阪にもっと発展してもらいたいと思ってるが、強権橋下は嫌いです。こんなことでは大阪がクリエイティブてスマートな都会のイメージとかけはなれてしまう。
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はじめまして。
仮に高校生には必要だとして、小学生や中学生には必要ないんじゃないでしょうか?高校生の場合も学校内で必要なんでしょうか?
学校に変質者が入ってきた場合GPS携帯では命守れへんし、誘拐されたって命を守ってくれるわけじゃない。学校に行く子供に携帯電話を持たせる意味は少ないと考えます。
うちらが小学生のときはシャーペンもアウトでした。鉛筆で充分。ダメだからダメ。そんなもんです。そうやって社会のルールを覚えてさせるのも学校の役目ですよね?
最近は義務も果たさない権利の履き違えのバカが多くて困ったものです。
橋下知事の考えとしては、権利ばかり主張するバカ親が増えたから学校だけでは対応できない現状を変えるべく、もっと大きな力で決まりを作って先生や学校が教育をしやすい環境を作ってあげようってことでしょうが。げんこつ条例もしかり。
橋下知事にがんばって欲しいです!!
投稿: penguin | 2008/12/09 02:41
小・中学生は校内への持ち込み禁止ですが、高校生は校内での使用禁止なだけですよ?
http://www.pref.osaka.jp/j_message/chiji-kaiken/file/20081203.html#keitai
投稿: uduki | 2008/12/10 02:17
〉〉社会のルールを覚えてさせるのも学校の役目
そんなの必要ないし、期待もしていない。少なくとも1970年代までは、化粧もせず、無遅刻、無休で高校でそれなりの学業成績ならしかるべき会社に就職を斡旋できたので教師の言うことをきいた。就職する会社の選別は教師の権限ですから、不良とみなされた生徒は良い仕事につけなくなるんです。選別の口実が実績関係の強調でした。ところが高卒就職が厳しくなってから、ある高校ではアルバイト先よりも安定的な会社に斡旋することすらできなくなったともいわれてます。そのころから高校生は校則に従わなくなった、いわゆる超ミニスカ、ルーズソックス、たまごっち、PHS時代ですね。教師も生徒を躾けられなくなった。いくら化粧をしたり、何日以上休んだら大企業には斡旋しないよと脅しても意味がなくなった。教師も生徒を馬鹿にしてるし陳腐な授業では学業に打ち込むインセンティブなんてない。昔はアルバイトも原則禁止だったが、高卒就職が厳しくなってから、学校は許容するようになった。実社会に教育の役割も移動しているわけです。
〉〉権利ばかり主張するバカ親が増えたから
私は、親の身上統制権、監護教育権が我が国では尊重されてないことのほうが問題だと思います。男子に家庭科はやってほしくないし、無意味でばかげたことに時間をかけ、女子に武道や男子にダンスは必要ないのに政治的思惑で必修化なんてばかげていて、そういう科目を宗教上、倫理的に相容れない家庭では履修拒否できるようにすべきてす。
〉〉げんこつ条例
日弁連は体罰を認めないでしょ。
投稿: 川西正彦 | 2008/12/10 19:53
「必要が無いから」という理由で規制を肯定する人が多くてめまいを禁じえません。
自由主義社会においては規制は自由に優越する目的がある場合に最小限度に限って認められるというのが鉄則です。
必要が無いから制限してよい、という橋下氏の主張は完全に原則と例外を履き違えてます。
規制論者の多くが同様の説を振り回しているわけですから
携帯電話の存在と頭のよしあしは因果関係は無いでしょうね。
携帯電話の無い時代の学生が一切わき目も振らず勉強し、授業に関係の無い挙動は一切取らず、人格高潔な大人になったというなら、話は別ですが。
投稿: | 2008/12/11 02:59