UAWの非能率な就業規則では優秀な環境対応車は造れない
マークJ.ペリー教授のブログに UAWの 非能率な組合就業規則を厳しく批判 する Mickey Kausのslate.comの記事を引用しているものがあります。http://mjperry.blogspot.com/2008/12/web-of-inefficient-union-work-rules.html http://www.slate.com/blogs/blogs/kausfiles/archive/2008/12/12/where-do-unproductive-work-rules-come-from.aspxフォードは2215頁、GMは1000頁になります。ワグナー法労働組合主義とはこういうものだ。組合セクターは厳格な職務統制、団体協約で定めた分業組織が硬直的で新技術を導入しにくい。UAWが典型である。組合員は、団体交渉で獲得した仕事規則を盾にしてひたすら権利を主張し制限された仕事しかしないし、柔軟に対応できないのである。
新技術導入と人員配置に経営者が強い権限をもっている日本企業の方が競争力で優位にあったのはそのためである。むろんアメリカの組合セクターのレイオフは利点はあったが、下方賃金の硬直性、労働過程における厳格な職務統制はレイオフができるメリットを相殺して余りある。
slateの記事は「GMとフォードが米国に高いMPGの小さい車を造ることを強制することによってデトロイトを救うことができると思うなら民主党員が勘違いしている理由です」労働組合の厳格な職務統制、効率の悪い仕事規則では無理と言ってます。
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