年越「派遣村」は偽善と言う池田信夫ブログの感想
勉強不足でこの人のブログ読んだことなかったんですけど、引用しているダイヤモンドの記事はあまり好きでないですが、大筋で正論でしょう。名誉村長が官製不況の元凶、宇都宮健児弁護士というブラックジョークもさえている。http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/caa6353a3bf77b62c7782d6bd09446a2さらに関心をもったのが「賃金を下げれば失業率は下がる」という記事http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/762afce0f2b08c10bd909dde481a2b73「ルーズベルトが大統領に就任した1933年以降、賃金が上がり、1935年にワグナー法が成立して労働組合が増えてから、さらに賃金が上がったことがわかる。これと失業率には、明らかな相関がある。GDPが底を打った1933年以降も10%以上の失業率が続いた原因は、この実質賃金の上昇と、反トラスト法の凍結による独占の拡大だろう、とCole-Ohanianは推定している。」と言う。この説は、反インジャンクション法のノリスラガーディア法と民間に団結・団体交渉権を認めたワグナー法が悪である私の考えとマッチした経済理論と言える。
さらに池田氏は派遣規制にも反対してますね。http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/680f94098f884812ddf59d3c32a68a79これも正論でしょう。派遣を正社員にしたら人件費が固定費となって高コスト構造でどうしようもなくなる。単純計算で「派遣を禁止すると派遣労働者の半分は職を失う」。トラックバックにあるブログ「製造業への派遣を中止したら工場は海外に行く」http://jmseul.cocolog-nifty.com/jiji/2009/01/post-f839.htmlも正論でしょう。競争力のある企業は技術開発に投資しなければならない。雇用調整要員だった派遣切りは当然だと思う。
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