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2009/10/12

カード 久武綾子 「再婚禁止期間の再検討」

 久武綾子「再婚禁止期間の再検討-人口動態統計及び産科学の視点から-」『戸籍時報』389号 1990・8

 千葉景子法相は1994年の法制審議会答申のとおり、選択的夫婦別姓の導入、女子法定婚姻年齢引き上げ、非嫡出子の相続差別撤廃、又、民法733条1項「女は,前婚の解消又は取消しの日から6箇月を経過した後でなければ,再婚をすることができない。」としているが再婚禁止期間を6ヶ月から100日間への短縮等の民法改正をやると云っている。私はすべてに反対するとともに法改正反対の請願書を出す。
 そのためのカードとりである。

 久武綾子氏(家族法)のこの論文では生理的な待婚期間について一応の検討をみたが100日短縮が生理的は良いとしながらも、法改正が望ましいと言い切っていない。
 価値観や家族観が揺れ動く今日、待婚期間の如何によって再婚者の家族関係が悪くならないよういろいろな角度から検討されることを切望ということで積極的な論者ではない。

 民法733条では女性について再婚後まもなく生まれた子についての父子関係を安定させるため6ヶ月の再婚禁止期間を設けているが、フェミニストから女性のみの再婚禁止期間が男女平等に反するとして廃止論や修正論があり、1992年の法制審議会民法部会身分法小委員会では現行法制維持、100日間への短縮、禁止期間廃止と併記されていたが94年の答申は100日間への短縮となった。
 ソ連・東ドイツ・中国等の社会主義国では機械的男女平等の原則により再婚禁止期間が全くない。フェミニストが本当にやりたかったのは、ソ連・東ドイツを模範として再婚禁止期間の廃止であった。しかし法制審議会答申ではの100日間へ短縮となったのである。
 現在日弁連が主張しているのは再婚禁止期間廃止であるが、久武綾子氏を再婚禁止期間廃止論を次のように批判する。

「待婚期間を全く廃止した場合、嫡出推定が問題となり、裁判所が決めるといっても‥‥法医学上、親子鑑定が難しい場合もみられる。現行法の待婚期間は明治民法のそれを引き継いだものである。草案当初の明治時代の医学に比べれば今日の医学の進歩は著しい。にもかかわらず法律学においては、医学における業績や統計をふまえての修正をしないでおきながら単に男女平等という見地から云々することは家族法を研究する学徒の自戒とせねばならないところ」と述べていて、特定のイデオロギー的見地での法改正論議を批判している。

 明治民法は西欧の立法例より進歩的だった。

 そもそも明治民法は起草者の一人梅謙次郎が逆縁婚の規制などの儒教的な思想に基づく士族の家族観に基づく立法政策に強く反発して採用されなかったように、庶民の家族慣行を基本としているから、イデオロギー的性格はみられないのである。
 民法733条の再婚禁止期間は明治民法767条を引き継いだものだが、久武氏はこういう「それは女が再婚禁止を守らずに再婚した場合、執政した子が前婚の夫の子か再婚の夫の子かが明らかでない場合がおこり、これを予め防ぐために設けられた制度で、貞婦両夫にまみえずという儒教的・封建的な思想に支えられているわけではないといわれる。したがってこのような制限が女子に課されていても、直ちに両性の本質的平等に反するとはいえまい」
 しかも久武氏によれば明治民法の767条は西欧の立法例(フランス300日、ドイツ10ヶ月、スイス300日)及び民法施行前の300日を短縮して6ヶ月としたものであるから、西欧よりずっと進歩的だったといわなければならない。
 つまり我が国の民法は歩的な事例でもあったにもかかわらず100日に短縮するということは、たんにそれは、男女平等を声高に叫ぶ日弁連女性委員会や、フェミニストのご機嫌をとる以上の理由がなければならないだろう。
 
 久武氏の論文の図-1にWHOの妊娠表現法があるがこうなっている。

 流産  23週

 早期産 24~36週

 正期産 37~41週 259~293日

 過期産 42~44日 294日~

 待婚期間を100日に短縮する理由は、懐胎期間の最長期を300日とし最短期の200日を差し引いた100日あれば父性推定の衝突を避けられるという論理である。
 なおドイツ民法では懐胎期間を302日を最長期とし最短期を181日としている。この場合は差し引き121日になる。

 久武氏の考察は「例えば夫急死後、100日で再婚し300日に子を出産した場合、その子は過期産である前夫のの子か、早期産の後夫の子か紛らわしいのではないだろうか‥‥しかしながら分娩直後の新生児を見たとき、その成熟度において前夫の子か、未熟である後夫の子かを確かめることができよう‥‥‥しかし新生児の発育程度には甚だしい個体差があり‥‥‥発育程度から親子関係を否認するのは困難な場合もありうる‥‥」と述べていて、生理的には待婚期間は100日もしくは101日あれば生理的には良いとされる。

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コメント

 夫婦別姓を主張してきたのは、左翼のいる民主党と連立を組んだ社民党の福島瑞穂(日本人の血は流れていない)である。
福島瑞穂は夫婦別姓を昔から実践しており、夫は左翼活動家の海渡雄一である。
法律で自分の行為を正当化すると同時に、日本において夫婦別姓を推進し、社会と家族の不安定化と混乱をねらう意図がある。
沖縄は戦後27年間に亘り米国に占領されていた。福島瑞穂は夫と共に沖縄は日本の領土ではないとして、日本への返還阻止活動を行ってきた実例がある。
千葉景子や福島瑞穂らは、生得的に反日活動に生きがいを求め、見い出してきた女性である。
政権与党となったのをチャンスに反日活動の一環として日本国の民法を改悪しようと意気込んでいる。

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