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2009/12/19

小沢一郎氏の韓国講演で述べた事実に反する見解と偏った歴史認識

 今月訪韓した小沢一郎幹事長のソウル市内の大学における講演の動画をみました。
http://www.youtube.com/watch?v=uX7xFMvCly8
 考古学で否定的な見解が大勢を占める「騎馬民族征服説」を「たぶん歴史的事実であろうかと思っております」と述べています。また、桓武天皇生母に言及し「桓武天皇の生母は百済の王女様だったということは天皇陛下自身も認めておられます」と発言してます。
 陛下のおことばというのは「私自身としては、桓武天皇の生母が百済の武寧王の子孫であると続日本紀に記されていることに、韓国とのゆかりを感じています」というものであり、小沢一郎氏は異なったことを述べている。

 桓武生母皇太夫人高野朝臣新笠(大同元年追贈太皇太后)の父は和史乙継、母は土師宿禰真妹である。もともと和史新笠であったが宝亀年間に光仁天皇より「高野朝臣」姓を賜った。これは夫人の新笠個人だけの姓だった。
 瀧浪貞子京都女子大学教授の『日本古代宮廷社会の研究』思文閣出版1991年は高野新笠の出自について

 「父方の和氏は『新撰姓氏録』に「和朝臣、百済国の都慕王の十八世孫、武寧王自り出づ」と記すように、百済系の渡来氏族であり、武烈天皇の時に帰化したという。(『日本書記』)。和(倭)氏を名のるようになった時期は不明であるが、一族が大和国城下郡大和郷に住んでいたことによるものであろう。」と説明している。

  渡来の卑姓氏族であるが、武寧王の治世は502~523年と古く、和氏が渡来した武烈天皇の治世は498~507年で、桓武天皇の出生が737年であるからこの間230年以上経過している。むろん百済王女ではないから、事実に反する見解を述べている。

 また江上波夫氏の「騎馬民族征服説」については、橋本義彦(宮内庁書陵部編修課長・正倉院事務所長を歴任した大正13年生まれの歴史家)が『平安の宮廷と貴族』.吉川弘文館平成8年「皇統の歴史-その正統と異変-」で次のように述べている。

 「戦前、皇統の「万世一系」が「国体の精華」と謳われた反動であろうか、戦後になると、『古事記』『日本書紀』の伝える古代天皇の系譜に疑いをさしはさみ、様々な古代王朝交替説が唱えられた。いわく葛城(かつらぎ)王朝、いわく近江王朝、いわく難波王朝など、種々の憶説が提示されているが、なかには「殆どナンセンス」に近いと評されているものもあり、まだ確説の域に達しているものはないようである。考古学者が提唱し、一時世上に喧伝された「騎馬民族説」(征服王朝説)も、現在の考古学界では否定的見解が大勢を占めていると聞く」

 小沢一郎氏は、自民党時代のことか江上波夫氏から応神・仁徳天皇陵を調査したいので宮内庁にかけあってくれともちかけられたエピソードも講演で語っているが、「騎馬民族説」(征服王朝説)は考古学者はほとんど否定的見解ということである。それを「たぶん歴史的事実であろうかと思っております」というのはセンスが悪すぎるし、偏った歴史認識を持った政治家といえるだろう。

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コメント


http://kuruma.koreikura.net/m6r8f0y/

ちょwww 例のやつ今まさにやってる最中なんだが
女のひとがシャワーしてる隙に報告しるわ!!!1!11!
バック好きって聞いてたからその通りにヤっただけで
マジで8万もらえたぞ!!!! このまm

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