公務員に労働基本権付与絶対反対-政府は巨悪と手を結ぶな

無料ブログはココログ

ニュース(豪州・韓国等)

« マサチューセッツ上院補選、共和党勝利 | トップページ | ハイチ募金なんか1円も出したくない »

2010/01/23

連邦最高裁 企業の選挙広告費支出制限は言論の自由の侵害という画期的判決

 連邦最高裁は1月21日、先例を覆し、企業の選挙広告費制限は憲法修正一条の言論の自由の権利に違反するとして2002年マケイン-ファインゴールド法と呼ばれる選挙資金制度法Bipartisan Campaign Reform Act (BCRA)の主要部分を無効とする画期的な判決を下しました。Citizens United v. Federal Election Commission, 558 U.S. ___ (2010) 判決原文http://straylight.law.cornell.edu/supct/html/08-205.ZS.html
 ロサンゼルスタイムスは最高裁は1世紀におよぶ米国の選挙資金規制法をひっくりかえしたと報道してます。判決は5対4の僅差でした。ケネディ判事の法廷意見に、ロバーツ主席判事、スカリア、トーマス、アリート各判事が同調、スティーブンス判事(フォード任命の中道派だが、今では左派の重鎮のような存在とみなされている)が先例拘束の原則への空前の襲撃として90頁に及ぶ長文の激しい反対意見を書いています。
 ブッシュ前大統領が保守派の二判事(ロバーツとアリート)を任命したことがきいているように思えます。 
  訴訟は、2008年大統領選でヒラリー・クリントンを批判したドキュメンタリー映画に関し、連邦地裁が「保守系政治団体が製作費を拠出している」との理由で放映を差し止めたのは違憲だとして、同団体が起こした(読売新聞)
  共同通信の報道が具体的でわかりやすいです。企業や労組は現在、政治団体への資金提供を通じ、特定候補の政策を支持・批判するなどの広告を展開することは可能だが、当選や落選を直接呼び掛けることは禁じられていたのに対し、特定候補の当選や落選を呼び掛けるテレビ広告などへの資金支出を企業や労働組合に禁じた法律を違憲にしたものだと具体的に説明。なお、判決後も政党向けの無制限な企業・団体献金「ソフトマネー」の規制は維持される。又、ワシントンタイムスによると最高裁は政治上の広告を出すどんなグルーブも貢献者の名前を明らかにしなければならないと言う法の要件は8対1で是認しました。トーマス判事が匿名の言論の権利があると反対しました。

共和党ではマッコーネル上院議員(ケンタッキー選出)などが判決を歓迎しています。オバマ大統領と民主党員の多くはこの判決を激しく批判的してます。アラン・グレーソン下院議員(民主党・フロリダ選出)はドレッド・スコット判決以来のワースト判決と言いました。
  私は、労働組合に営利団体・会社と同じく選挙広告費支出を認める事が不愉快なのでこの判決には全面的に賛同しにくい面もあるが、この判決の政治的効果を歓迎します。
11月中間選挙で民主党の議席が減り、馬鹿げた法案を通過させようとしているオバマのレイムダック化を望むので、アメリカ社会の左傾化に歯止めをかける効果に期待したいです。
 我が国では選挙広告を表現の自由の観点から捉える発想が少ないように思え、安易に企業・団体献金を規制しようとする発想が強すぎます。企業・団体献金規制みたいなきれいごとを言う政党は特に嫌いです。

共同通信
http://www.47news.jp/CN/201001/CN2010012201000216.html
読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20100122-OYT1T01457.htm

毎日新聞
http://mainichi.jp/select/world/news/20100122dde007030011000c.html
時事通信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100122-00000040-jij-int
ロサンゼルスタイムス
http://www.latimes.com/news/nation-and-world/la-na-campaign-finance22-2010jan22,0,850920.story
ワシントンタイムス
http://www.washingtontimes.com/news/2010/jan/22/high-court-voids-curbs-on-political-ad-spending/
ボストン・グローブ
http://www.boston.com/news/nation/washington/articles/2010/01/22/court_lifts_a_ban_on_political_spending/
クリスチャンサイエンスモニター
http://www.csmonitor.com/USA/Justice/2010/0121/Supreme-Court-Campaign-finance-limits-violate-free-speech
  ニュージャージ-コム
http://www.nj.com/newsflash/index.ssf?/base/national-14/1264129171221670.xml&storylist=washington

ニューヨークタイムズ社説 民主主義に打撃を与えた法廷
http://www.nytimes.com/2010/01/22/opinion/22fri1.html?em

PBS
http://www.pbs.org/newshour/bb/law/jan-june10/supremecourt_01-21.html

タウンヒル
http://townhall.com/news/politics-elections/2010/01/22/businesses,_unions_freed_to_spend_big_on_elections?page=full&comments=true

« マサチューセッツ上院補選、共和党勝利 | トップページ | ハイチ募金なんか1円も出したくない »

英米法」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

« マサチューセッツ上院補選、共和党勝利 | トップページ | ハイチ募金なんか1円も出したくない »

最近のトラックバック

2020年4月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30    

世界旅行・建築