アリート判事、オバマの最高裁批判にリアクションを示す
CNNのレポーターのジョン・キングによると1月27日の一般教書演説でオバマが連邦最高裁のCitizens United v. FEC判決を批判すると、議場のサミュエルAlito最高裁判所判事は、頭を横に振って、「いいえ、それは権利ではありません」という言葉を口の動きで伝えたということです。http://reason.com/blog/2010/01/27/alito-to-obamas-supreme-court
http://www.freep.com/article/20100128/BLOG36/100128012/1318/
http://blogs.abcnews.com/politicalpunch/2010/01/reading-justice-alitos-lips.html
このシーンはユーチューブにアップされていて4万2千6百余のアクセスがあります。
これです。http://www.youtube.com/watch?v=4pB5uR3zgsA クローズアップがこれです。http://www.youtube.com/watch?v=W-hb-hQXi9s
出席しているのはロバーツ主席判事、ケネディ判事、ギンズバーグ判事、ブライヤー判事、アリート判事とソトマヨル判事のようで、他の3判事の顔は確認できません。
この動画を見るとスタンディングオベーションしているのは議場の6割ぐらいで、多分共和党の議員は座ったままのようです。http://www.youtube.com/watch?v=NfCDme-Z9Fc
なぜこれが、ニュースになるかというと、最高裁判事は一般教書演説に出席しますが、慣例として拍手喝采することはせず政治的に中立を装うのが普通とABCのレポートにあります。アリート判事がリアクションを示したことが政治的に中立でないということらしい。しかしオバマはろくでもない大統領だからかまわないと思います。
5対4のCitizens United v. FEC判決はちゃぶ台をひっくり返すような劇的な事件ですが、26日アリート判事の前任者である引退したオコーナー元判事がこの判決を批判しました。http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2010/01/26/AR2010012603322.html?hpid=topnewsつまり前ブッシュ大統領がアリート判事を任命したおかげでセオドア・ルーズベルト時代以来1世紀に及ぶ、選挙資金規制の流れを覆すことができたと云うことです。
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