仮り株親方の捨て身の造反投票という意外な展開
今回の理事選挙は仮り株親方の造反投票という意外な展開になったが、昨日発売の2月3日付東京スポーツでは若手のA親方が造反要員と報道していたので、実名ではないがほぼ的中と言ってよい。というのも2月2日スポーツ報知は、関係者がささやいていたのは伊勢ヶ浜(元旭富士)、立浪(元旭豊)と報道、スポニチも同日の紙面で根拠は不明としながらも伊勢ヶ浜、立浪に加えて宮城野(元金親)という声があると報道、てっきり内輪もめかと思っていたので、仮り株の安治川(元光法)が造反者だったのは意外な展開である。借り株云々は相撲通でないとわからない領域だから。
貴乃花派は安治川親方に退職しても大嶽部屋のマネージャーのポストを用意してたとスポニチが裏面工作があったことを報道しているhttp://www.sponichi.co.jp/sports/flash/KFullFlash20100203116.html。とすれば私は、安治川の退職を慰留する意味はなく、一門から追放で妥当だと思う。
結局、立浪一門の2票が決定票で、二所一門から流出した1票はおまけで貴乃花は当選した。立浪一門のもうひとりの造反者は、3日のスポーツ報知が複数の関係者の話として定年退職が近い親方と報道、3日のスポニチは木村庄之助(立浪部屋付)という話があると伝えている。http://www.sponichi.co.jp/sports/flash/KFullFlash20100203006.htmlとすれば定年間際の親方や立行司には締めつけがきかなかったと見方ができる。
とすれば、今回勝ったといっても貴乃花派の支持基盤は脆いのではないか。
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コメント
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あんたがどうこうボヤいても、もうオワコン大相撲の一門制度なんか崩壊寸前なのによ。
(或るBlogよりの引用文)
もはや一門などというものは崩壊寸前である。これまでも理事選挙や冠婚・葬祭、年寄株の取得、賃借などで一門の枠は何とか維持されてきた。
ただ、初場所前にも式秀部屋の不可解な継承があったばかり(一門外の元北桜が部屋を継承、部屋自体も時津風一門から出羽海一門に移動)。
さらに、形式的になっていたとはいえ、二所ノ関一門の筆頭である二所ノ関部屋が今場所限りで消滅。同部屋所属の元大善の富士ヶ根親方は、一門外である春日野部屋に移籍するとの報道がある。
そして、今回の間垣部屋の閉鎖、伊勢ヶ濱部屋への吸収。これも本来なら二所ノ関一門を出た貴乃花グループの中に移籍するのがこれまでの常套手段と思われるが、全く一門外の部屋に吸収されることとなった。
いったい日本相撲協会の中で何が起きて いるのだ?これまでには一切なかったような親方の移籍、部屋継承、吸収合併が頻発している。
一門とは相撲部屋の親戚関係のようなものだと考えていた。ただ、一般的な社会と同様、かつての大部屋、すなわち大家族化の時代から、核家族化が進んで相撲部屋が小部屋乱立の時代になった。そして親戚関係よりも友達同士、気の合う者同士で集まった方がうまくいくという時代となったと考えた方がいいいのだろうか。
現状一門制度がなくなっても特に何か部屋運営で困ることもないのであれば、今後もこうした不思議な部屋継承が頻発、そうすれば自然と一門制度は崩壊に向かうのであろう。
投稿: 阿無亜奇異 | 2013/05/20 13:53