QCサークル活動に超勤手当を出すようになったのが間違いだったのでは
トヨタのリコール問題でウォールストリートジャーナルのこの記事http://jp.wsj.com/Business-Companies/Autos/node_30599によると、「当初、安全面の欠陥はメイド・イン・アメリカとされていたが、設計の欠陥が本国を襲い、有名なトヨタのQC(品質管理)サークルに対して新たな疑問を投げかけている。」と述べています。これまで賞賛されてきたQCサークルなどの品質管理に疑問がもたれたことはトヨタの企業文化イメージを低下させてます。。
ところでQCサークル活動を巡っては、名古屋地裁が2007年12月に元社員の過労死を認めた判決で「使用者の指揮命令下における業務」と認定された。この悪い判決のために、2008年6月トヨタはそれまで自主的活動として月2時間の残業代しか支払っていなかったものを業務と位置づけることとし、残業手当の上限を撤廃した。
しかし、このために残業と位置づけられたQCサークル活動は時間が限定されるようになり、少なくとも時間制限の圧力がかかるようになり、やりにくい状況になったと報道されてました。QCサークルはコストになったのです。このくだらん判決のために。少なくともトヨタの良き企業文化は台無しにされたとは言えます。
トヨタ社員の品質管理に対する献身的な熱意がさめてしまうではないかと危惧していましたが、今回の事態に至った要因の一端にあるのではなかろうかとも思う。
人件費のかからない自主的活動であるからこそ「カイゼン」は意味があるのであって自主的活動であるQCサークルに残業代を払うようにしたことが、社員の士気に影響し、今回のトヨタの危機の一要因になったとすれば、労働基準法などの労働者保護政策が、企業文化を殺したと判断するものであります。
要するに、労働基準法は廃止しなければいけないと言うことを述べました。
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