SASインスティチュート2010年フォーチュン「最も働きがいのある会社」1位に
ダイヤモンドオンラインでジム・グッドナイトCEOのインタビューがあるhttp://diamond.jp/articles/-/8099。ノースカロライナ州ケアリーを本拠とする業務ソフトウェア大手、資源ベースのヒューマン・リソース・マネージメントでよく知られる企業である。金融危機にもかかわらずノーレイオフ方針を貫き2009年の売り上げは2.2%伸ばしたとある。
アメリカではハイテク企業は大抵組合不在企業だが、ここも組合不在であり非公開企業である。非組合セクターの優れた企業文化、従業員にフレンドリーで官僚主義的でない、風通しの良いオープンドアーポリシー等について他の企業とそう変わらない。グッドナイトは公募による内部異動を語っているが、それはヒューレットパッカードとか他の企業でもやってきたことだ。この企業の特徴は非公開企業なのでウォール街の意向に左右されないことである。またストックオプションはない。
最も働きやすい企業とは労働組合による職務統制のない組合不在企業なのであり、私が団体交渉型労使関係から個別雇用契約主義に意向すべきだと云っているのは、アメリカにおける組合不在企業の実績に基づいているのである。
最も働きがいのある会社ランキング、2010年首位はSAS、Googleは4位
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20100126/343767/
このほかの参考サイト
“最も働きがいのある”米国企業の「内実」
http://business.nikkeibp.co.jp/article/pba/20080718/165747/
上田 尊江「最も働きがいのある会社はエンジニアの理想郷 」
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20071121/287680/?ST=biz_shin
フォトレポート:グーグルが手本にしたSAS Instituteの福利厚生施設をうらやんでみよう http://japan.zdnet.com/news/ir/story/0,2000056187,20383206,00.htm
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