ケーガン上院承認審議
スティーブンス連邦最高裁判事引退によリ後任に指名されたエリナ・ケーガンの上院承認審議の投票が7月13日にあるそうですが、奈須祐治佐賀大准教授が承認審議の要所をレポートしてます。http://news.livedoor.com/article/detail/4869452/?p=1
ケーガンはサーグッド・マーシャル判事のクラークをやっていたということですが、奈須氏によるとケーガンを「司法消極主義者」といっており、マーシャルほど左派ではなさそうだ。
ハーバード・ロー・スクールの長であったとき、「同性愛者公言禁止原則」というゲイ・レズビアンに対して差別的政策をとる米軍リクルーターが就職課を利用してキャンパス内でリクルート活動をすることを拒んだことがということが、米軍に反感を持っているのではないかと問題になったがhttp://jp.wsj.com/US/Politics/node_77726、ウォールストリートジャーナルの記事によるとケーガンは「軍隊は学生に接触できたし、学生も軍隊に接触できた」と発言、奈須氏によると「同性愛者公言禁止原則」は議会により廃止される見込み、6月28日のCHRISTIAN LEGAL SOCIETY CHAPTER OF THE UNIVERSITY OF CALIFORNIA, HASTINGS COLLEGE OF THE LAW判決http://caselaw.lp.findlaw.com/scripts/getcase.pl?court=US&navby=case&vol=000&invol=08-1371において連邦最高裁は公立大学が同性愛者をメンバーから排除する学生団体を公認せず支援しないことを5対4の僅差で合憲判断を下していることも追い風となり、失点にはならないと解説している。
私は嫌いな人物だが、裁判官としての適格性については問題はないとの心証をもった。
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