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2010/09/07

反コレクティビズムの勝利-イギリス1984-85年炭鉱スト、1986年ワッピング争議における労働組合敗北の歴史的意義について(1)

  20世紀最長のイギリス炭坑ストUK miners' strike (1984.3.12–1985.3.5)における全国炭坑夫労組National Union of Mineworkers(以下NUMと略す)敗北の歴史的意義を明らかにしたい。
 炭坑ストには違法ピケッティングへの大規模な警察介入があったが、炭坑ストよりも厳しい警察介入のあった1986年ワッピング争議も含めて検討する。
 
 私が1984-85炭坑ストに関心をもった理由は、組合対組合員個人、労-労対立・労-労抗争である。当初から足並みの乱れがあり、人身攻撃から身を守るための反ストライキ派のオルガナイザー“Silver Birch”(白樺派)などの公然たる分派活動があった。*1ストライキ反対派組合員の大量の「スト破り」がみられた。石炭公社総従業員19万1500人、NUM組合員18万6000人*2であるが、スト突入から9ヶ月近く経過した時点でスト参加者12万3000人に対して、就労組合員が6万3000人いた。このうち5万人近くは当初からストに反対の組合員である。*3ピケットラインの暴力のほか、就労派組合員の自宅の破壊、ピケラインではなく自宅に襲撃されて暴力もふるわれた。就労派組合員の自動車の破壊、就労派組合員家族への脅迫、暴力などさまざまな事件が起きている。
 我が国の1960年三井三池炭坑争議でも、ピケラインで第一組合と第二組合(就労派)の抗争があり死者1人、負傷者多数を出したことが知られている。奇しくも同じようなことがイギリスでも起きた。要するに、このストライキの評価はピケ隊対警察隊の衝突だけでなく、ストライキ主流派対就労反主流派の暴力抗争、訴訟問題などの両面を見ていかなければならない。

                 ***
 なおイギリスの1984-85炭坑ストにおいては、死者は3人である。
  最初の死者
 3月15日にノッティンガムシャーでのオラートン炭坑でフライングピケットの西ヨークシャー在住の24歳が死亡した。死因不明だが警察隊との衝突の中で起きたとされている。*4(ノッテインガムシャーはスト反対派(反主流派)の拠点であり、ヨークシャーから移動したフライングピケットにする就労妨害から就労を望む労働者を保護するために3000人の警察隊がノッテインガムシャー地方に派遣されていたのである)
 第二の死者
 6月15日に西ヨークシャーのフェリーブリッジ発電所で、ピケ中にローリーの車輌に巻き込まれ死亡。*5
 第三の死者
 11月30日南ウェールズで発生した。高速道路に架かっている橋の上から働きに行く炭坑夫を乗せたタクシーめがけて、コンクリートの柱が落とされ、運転手が死亡した。*6
スト中の炭坑夫が殺人で起訴された。

 負傷者は約1000人といわれる。*7なおピケ隊と警察隊のもっとも激しい衝突は5月29日と6月18日、ヨークシャーのオーグリーブ・コークス工場におけるコークス輸送阻止闘争だった。6月18日には6000~7000人のピケ隊と警察隊が衝突、投石、3台の車に放火がなされ、逮捕者93人、負傷者80人(うち警官28人)を出したが、警察指揮官が「ひとりの死者も出なかったは奇跡である」と語った。この時ピケ隊を召集したアーサー・スカーギル委員長も負傷した。1984-85年スト約1年間の逮捕者は、イングランド・ウェールズで9808人、うち起訴された者7917人、スコットランドでは起訴1483人だった。*8


*1内藤則邦「イギリスの炭鉱ストライキ」『日本労働協会雑誌 』27(2) 1985.02
*2風間 竜「358日間のイギリス炭鉱ストライキについて 」『経済系』(通号 144) 1985.07
*3内藤則邦 前掲論文
*4早川征一郎『イギリスの炭鉱争議(1984~85年)』お茶の水書房2010年 91頁
*5 松村高夫「イギリス炭坑ストにみる警備・弾圧態勢(1984-85年)」『大原社会問題研究所雑誌』通号390 1991
*6山崎勇治「サッチャー元首相の『回顧録』に見る炭鉱ストライキ(1984年-85年)」『商経論集』北九州市立大学第42巻2・3・4合併号(2007年3月)【ネット公開】  http://www.kitakyu-u.ac.jp/gkj/2007_sr42_2-4.html
*7風間竜 前掲論文
*8松村高夫 前掲論文

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コメント

東京都水道局の成すべき事は
川西正彦を駆除することだ


ホテル入ったら、即行でフ ェ ラされてしもたす!!!!
溜め込んでたぶん、すげぇ量の精汁出ちまったYOwwww
しかもフ ェ ラonlyなのに5万ももらえたしな!!
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