イギリスのピケットはやはり6人だけ
1980雇用法もにおけるピケッティングに関する行為準則http://antilabor.cocolog-nifty.com/blog/2010/08/right-to-work-l.htmlで、ピケットは6人までとしている。これは今日でも守られているようだ。その証拠となる写真が、中核派(革命的共産主義者同盟全国委員会)のサイトで出てきた。http://www.zenshin.org/blog/2010/03/27-9.html
2010年3月8日PCS(公務・民間サービス労組)の48時間ストの写真である。ピケを張っているのは6人であることが明らかである。行為準則は「暴力的、脅迫的、妨害的行為を伴うピケッティングは違法である。ピケッティング参加者はできるだけ説得的に自己の行為について説明しなければならない。他の者を説明を聞くようににおしとどめ、強制し、自分達が求めている通り行動するよう要求してはならない。人がどうしてもピケットラインを越えようとする場合には、それを認めなければならない」としている。
平和的説得に限定され、通過したい人の権利を侵害できないこととしており、6任那以下が合理的人数としているのである。大量動員ピケは警察の介入を招き、民事上の不法行為責任を免れない。
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