オースティンの民間における組合組織率0.9%
リチャード・フロリダ(井口訳)『クリエイティブ資本論』ダイヤモンド社2008年という本がありますが、2004年クリエイティビティ・インデックス・ランキングの第一位の都市がテキサス州のオースティンです。州都で、テキサス大学やデルの本社があります。
オースティンの商工会議所のホームページを見ましたが、労働組合組織l率3.0%、うち民間企業0.9%とあります。
http://www.austin-chamber.org/DoBusiness/GreaterAustinProfile/Japanese/workforcej.htmlテキサス州公務員は警察・消防に団体交渉を認め、一般公務員は公式の制度としては認められてない。2%は連邦公務員を含めた公務員と考えられます。
団体協約の適用労働者は全体で3.9%、民間企業で1.5%にすぎませんから、ほとんど組合はないといってさしつかえないでしょう。
ハイテクや新興企業が主体なのでこういう数値になるともいえますが、だからこそ、全米で最もクリエイティブな都市として評価されるのです。
「Site Selection 誌ではテキサス州を2006年の「トップ・ビジネス環境」に指名し、その理由として、ビジネス促進対策、ビジネス参入の容易さ、ビジネス・コスト全般の低さ」としています。
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