仙石長官がイクメンの勧めだと
政府は十七日の閣議で、「イクメン」の支援などを新たな重点分野とした二〇一一年度から五年間の第三次男女共同参画基本計画を決定した。「男女共同参画社会の形成に男性は積極的な役割を果たすべきだ」として、男性の育児休業取得率を〇九年の1・72%から二〇年に13%へ引き上げることを目指すと報道されている。http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010121702000203.html
また仙石法相兼官房長官が、政府が第3次男女共同参画基本計画を決めたことに絡んで、育児に非協力的だった自らの過去をざんげし、「男も育児にいそしむ企業、社会環境、社会常識がもっと強く出てきていい」と会見言したと報道されている。http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010121700850
そもそも私は育児休暇に反対である。育児休暇に伴う労務コストを他人に転嫁する特権を付与するものとして、また実証的研究をみるかぎり、育児休業制度は女性の雇用に負の効果をもたらす。若い女性もしくは、いったん離職して子育て終了後に就業しようとする女性の新規雇用抑制効果があるとみてよい。あるいは女性を正規雇用から非正規雇用に置き換えることでコストを転嫁していると考えられる。
男性にとってみれば、妻子を扶養する責任を負っているものの誰が職業上の地位をマイナスにしかねないようなリスクを冒せるだろうか。職業上の達成や自己実現に重い価値をおく私たちの社会で「仕事に打ち込む」ことにもっとも重要な価値である。その価値観を否定し、個人の価値判断に干渉することは許せない。
イクメンは軟弱なフェミ男がやることであって、軽蔑の対象である。だいたい丸っこくて、小さいものを可愛く感じるのは脳の癖に過ぎず、赤ん坊なんて憎たらしいだけだ。赤ん坊の世話はむ本来それにふさわしい女に任せるべきものである。年間24万円も子供手当がもらえるんだから、それ以上に育児休暇だ、イクメンだというのはやり過ぎである。
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コメント
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そもそも、日本の育児休暇は長過ぎです。1年なんてとんでもない。しかもその間の給与は失業保険から出る。
いい加減、こんな制度はやめて、アメリカのように最大12週間に短縮すべきです。
投稿: rainbow | 2010/12/25 12:15
伴侶と離別や死別したりして、親権が父親側にある場合、又子育てを代行してくれる人がいない場合はどうなるか、あんたは考えた事があんの?
投稿: オホーツクの牙 | 2013/04/24 11:46