公務員に労働基本権付与絶対反対-政府は巨悪と手を結ぶな

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2011/03/13

ウィスコンシン州公務員の団体交渉権制限法案成立-州上院共和党が予算案切り離しの妙案

 膠着状態だったウィスコンシンだが、3月9日上院共和党が財政修繕案のうち、定足数の出席の必要な予算関連の部分を削除し、州公務員の団体交渉権制限など残りの部分だけに法案に修正する打開策により上院を通過した。10日は下院も賛成53、反対42で通過。ウォーカー知事は切り離したくない意向があったが、法案通過を歓迎し、3月11日署名により法案は成立し、解雇通知は撤回された。http://host.madison.com/wsj/news/video/vmix_590b54a2-4c3f-11e0-abe6-001cc4c03286.htmlこれによって賃金以外の団体協約は終了する。http://jp.wsj.com/US/Politics/node_195012 http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920008&sid=apfzbmZO6lRs
 
 3月9日の上院通過http://www.youtube.com/watch?v=pjCEW2J30oM
 3月10日の下院通過http://www.youtube.com/watch?v=w0-o1aEEGWg
 PBSニュースアワーhttp://www.youtube.com/watch?v=Di-RuksjVOc

 成立した法案によって来月にも組合を維持するために必要な投票が行われる。過半数の支持がなくなれば組合は交渉ができなくなる。当面は組合が支持されても交渉力のなくなった組合を見限って、将来的には組合は交渉権を失い消滅する可能性もあるhttp://host.madison.com/wsj/news/local/govt-and-politics/article_8dd2d32c-4c3f-11e0-9497-001cc4c03286.html
 予算関連法案は上院の審議で33議席のうち5分の3の定足数の規定があり、20人出席しないと議決できない。共和党は州上院の過半数を制し19議席だが、定足数に1人足りない。民主党議員14人が州外に逃走し出てこないため議決ができなかった。しかし予算関連の部分を省いたので、法案は通過した。20世紀初期にはブランダイス判事が賞賛した革新主義的な労働法制で知られ、リベラル派の牙城であり、1959年アメリカでもっとも早く団体協約締結権を獲得したウィスコンシン州公務員だが、団体協約が大幅に制限される意味は大きい。ターニングポイントとなるだろう。
州政州政法案PDFhttp://legis.wisconsin.gov/2011/data/lc_amdt/jr1ab011.pdf 
http://voices.washingtonpost.com/ezra-klein/2011/03/what_happened_in_wisconsin_ton.html
http://www.jsonline.com/news/statepolitics/117735163.html
http://host.madison.com/wsj/news/local/govt-and-politics/article_4821b170-4b60-11e0-9fba-001cc4c002e0.html

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コメント

この法律が完全に施行されると、アメリカの教育体系が根本的に変化するかもしれません。

普通の公務員ならまだしも、教育者(小、中学校)の組合の力が弱くなると、教育の事業化が進み過ぎて、持てる者と持たざる者の差が絶壁級になりかねません。

日本の場合なら、塾を公立校並みに認めても、教育のレベルの低下はあまり考えられません。
しかし、アメリカの場合、もともと差が激しいですから、中級以下のレベルの低下が心配されます。

また、公務員の特権の排除は世界的な流れになるかもしれませんね。

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