ベライゾンのスト報道
テレコム企業ベライゾンの全米通信労働組合(CWA)と国際電気工友愛組合(IBEW)計4万5千人が日曜日にストライキに突入したとの報道がある。http://www.cbsnews.com/stories/2011/08/06/national/main20089137.shtml、ベライゾンは2000年にアメリカ北東部の地域電話会社ベル・アトランティックと長距離・携帯電話事業のGTEが合併して誕生し、その2000年8月6日に旧ベルアトランティックの約9万人(全米通信労働組合(CWA)7万2千、国際電気工友愛組合(IBEW)1万5千)の大きなストがあった。http://www.jil.go.jp/kaigaitopic/2000_11/americaP01.htm この時は、大部分の電話回線がすでに自動化されているため電話回線への影響はほとんどなかった。しかし、故障への対応が遅れ、電話番号案内の待ち時間が長くなるなどの影響が出た。
今回のAPの記事をみると従業員19万6千のうち13万3500は非組合員とあるので、組合員は11年前より明らかに減っていることがわかる。http://moneywatch.bnet.com/economic-news/news/45000-verizon-workers-could-strike-over-contract/6273528/ ベライゾンは全米最大の携帯会社であるが、組合が組織されているのはワイヤーライン部門である。ニューヨークタイムズも見たが、全米通信労働組合(CWA)が3万5千、国際電気工友愛組合(IBEW)が1万ということである。マサチューセッツからバージニアの現場労働者、コールセンターの労働者とケーブルのインストーラがストということで故障対応の遅延が起きるものと思われる。
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