6月のウォーカー知事リコール投票のために労働組合陣営は6000万ドル投入
6月は我が国では通常国会の終盤で政局として重要だが、アメリカでは連邦最高裁開廷期末で重要判決が下されるのが恒例である。たぶん6月下旬の月曜日か木曜日である。特にオバマケアの憲法判断である。争点は州際通商条項なので素人には難解だが、大統領選にも影響がある。
違憲判断を望むが、仮に合憲でも5対4の判決になりそうなので、オバマに打撃になるという観測を少し前だがBSプレミアムで放送しているABCのジス・ウィークでやっていた。その時コールター女史を初めて見たが、恐い女かと思ったら愛嬌があったのは意外だった。我が国の最高裁と違って、連邦最高裁は口頭弁論をやるが、コールターは口頭弁論だけで予測できないと発言していた。
もう一つ重要なのが、6月5日のウィスコンシン州のウォーカー知事のリコール投票である。これは州公務員の団体交渉制限に反対する左派の仕業によるものだが、4月22日の「ニュースマックス」(保守系サイト)によると、ウォーカーを引きづり降ろすために、オバマ=労働組合陣営は6000万ドルが投入されると伝えている。http://www.newsmax.com/Headline/walker-wisconsin-recall-unions/2012/04/22/id/436674
バージニアやノースカロライナのように州法で公務員の団体交渉を禁止している州もあるのである。しかしウィスコンシンはリベラルな土地柄なので少し心配しているが、大統領選の前哨戦としても注目している。。
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