目の前でビラを配布していたのに「知ったこっちゃない」としらばっくれる管理職
本日早朝、所長に昨日の都庁総務局から局総務部経由で依頼のあった「北朝鮮による拉致被害者の救出を目指す署名」の協力依頼等の回覧がスタートしたのが、午後四時半すぎだったが、四時前に分会ニュースとして署名に協力しないとう東水労の声明文が分会書記長によって勤務時間中に各組合員の机上に配布れた問題について、組合ビラを配布してから、署名回覧を回すという申し合わせが組合役員とできていたのか尋ねたところ、目の前で配布していたのに「ビラなんか知ったこっちゃない」としらばっくれ、私の疑問を全面否定した。
組合が声明を出すのは勝手だが、勤務時間中に配ることを黙認している以上、管理職が組合の組合員に対する統制に加担したことになる。組合員はビラによって統制とうけとめるから、署名しにくい状況になる。しかも全労協加盟組合、社民党系で親北朝鮮だということをいったら、「組合が支持している党が政権をとっているのだから、署名しにくくなって当然だろ」との誤った認識と思える暴言も吐いた。
ビラのような「国交正常化を通じて外交で拉致問題の解決を求める」というのは親北朝鮮派の政治的見解であって、全労協や社民党はそうかもしれなが、今の民主党政権であれ政府はそういう見解にはないはずだ。
いずれにせよ。ビラの勤務時間中の配布は黙認されたから、署名を集まりにくくした責任の一端が管理職にあると考える。
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