開会式を見て思ったこと
スポーツの教育分野における男女平等という観点で合衆国の公民権法タイトル9がたぶんもっとも先進的だと思う。カレッジスポーツでは男子のアメフトやバスケットが花形であり、男子スポーツに財政的にも運動場利用でも優先されていた既得権に踏み込むものだからだ。我が国ではそういう発想はあまりない。あいかわらず男子のための高校野球がメディアの露出も多く、男子の部活動の既得権が優先され、女子の部活動は差別されている印象がある。
しかし、私は教育分野での男女平等に反対である。今年から教育課程の改定で中学校の体育で武道とダンスが男女とも必修として男女平等としたが、これはばかげている、男子に必修でダンスをやらせるという発想は、男性を軟弱化させるし侮辱のように思える。
ロンドンオリンピック開会式(選手行進から見た。それ以前の歴史絵巻ショーhttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120728-00000518-san-spoは見てない)で不快だったのは全競技で女子実施により男女平等を推進するというIOC会長のスピーチ。競技スポーツの門戸を開くことと教育と同列に論じられないが、良いものだと思わない。女子のアマレス、柔道、サッカー、ボクシングといった本来男性向きと思えるスポーツも我が国ではおなじみだが、見たいと思わないし、心の底では快く思ってない人も少なくないはず。
潮田玲子は見たいと思うが、川澄とか「港川原人」とか異性としても興味がもてないから。
また、ふと思ったことだが、男子野球と女子ソフトボールの組み合わせが男子が硬式、女子がソフトで性差別的なので全競技男女実施の方針にあわずオリンピックでは斬られたのかもしれない。
男子はビジネスクラス、女子はプレミアムエコノミークラスと分かれたことに澤穂希選手は「席が逆じゃない?」と不満をのぞかせたとの報道があるが、http://irorio.jp/yuukashimoda/20120720/19406/ら女性は一歩下がって、男性を立てるべきである。そうでなければ「なでしこ」とは言えないのではないか。
開会式を見て以前と全然変わらないものがある。それはアメリカ女子選手団の膝下丈スカートである。アメリカはヨーロッパと違って保守的でミニスカートを快く思ってない人が多いので、ミニスカートは着ない主義のようだ。
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