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意見具申 伏見宮御一流(旧皇族)男系男子を当主とする宮家を再興させるべき 伏見宮御一流の皇統上の格別の由緒について(その二)

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2012/12/04

入手資料整理87

1-107
牧野巽『近世中国宗族研究』日光書院1949年
1-108
『牧野巽著作集第一巻中国家族研究(上)』御茶の水書房1979年
1-109
『牧野巽著作集第六巻中国社会史の諸問題』御茶の水書房1985年
196頁 女家に婿入りする者の名称「贅婿」の「贅」の字には「余計なもの」「むだなもの」というほかに「質」に取られるという意味がある。
1-110
『牧野巽著作集第七巻家族論・書評他』御茶の水書房1985年
家族社会学の術語について 94頁以下
「たとえば直系・傍系などという言葉があるんですが、中国でいえば次三男を傍系などというのはまったく変なことだと思います。親子の血がつながっていれば、次三男は立派な直系親だと思うのです。日本でよく言う直系家族、長男が本家に残って、次三男が分家する形態ねあれも中国風にいえば非常に変ですね。次三男は立派な直系親だなんだから‥‥中国の系譜は横系譜とでもいうんでしょうか。現在同族をなしている人が、どういう共通の祖先で結ばれててるのかを見るのであって、横に並んでピラミッド型をなす‥‥ですから系譜関係とかいって長男の系統だけを意味するのは中国風に言えばナンセンス」
88頁「日本と違うのは日本のように長男の力が強くなかった。財産でいえば均分です。」「家の精神は長男系統を通して流れるのではなく‥‥むしろ男子が多くていくつもの分流することこそ一族の繁栄を表すわけです‥‥中国では一家よりもむしろ一族の繁栄、一族の連続を望んだ」
日本の家は家職を継承するが中国はそうでない。室町時代以来の日本の限嗣相続制はむしろ英国のありかたに近いかもしれない。

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