2013年のアメリカ合衆国労働組合組織率
毎年1月下旬に合衆国労働統計局が前年の労働組合組織率に関する統計を発表します。今年は1月24日にプレスリリースされ、2013年の労働組合組織率は11.3%で前年と同じでした。 http://www.bls.gov/news.release/union2.nr0.htm 公共部門が35.3%(前年より0.6%減)、民間企業は6.7%(前年より0.1%増)でした。組合員は1450万で、公共部門750万、民間700万となっています。
民間で若干増加したが、組織率はほぼ横ばいといえるのであって、カードチェック法案でも通過しない限り、劇的に増加することはないと考えます。 http://news.heartland.org/newspaper-article/2014/01/24/overall-union-density-unchanged-slightly-private-sector
アメリカ合衆国の組織率のピークは1954年でした。ハフィントンポストの記事にグラフが載ってます http://www.huffingtonpost.com/2013/01/23/union-membership-rate_n_2535063.html。
組織率が低い州 (すべて労働権州)
1 ノースカロライナ 3.0%(ロムニー)
2 アーカンソー 3.5%(ロムニー)
3 ミシシッピ 3.7%(ロムニー)
3 サウスカロライナ 3.7%(ロムニー)
5 ユタ 3.9%(ロムニー)
6 ルイジアナ 4.3%(ロムニー)
7 アイダホ 4.7%(ロムニー)
8 サウスダコタ 4.8%(ロムニー)
8 テキサス 4.8%(ロムニー)
10 アリゾナ 5.0%(ロムニー)
10 バージニア 5.0%(オバマ)
*ノースカロライナとバージニアは州公務員の団体交渉を禁止していることも組織率の低い要因と思われる。
*括弧内は2012大統領選挙結果
組織率が高い州
1 ニューヨーク 24.4% (オバマ)
2 アラスカ 23.1%(ロムニー)
3 ハワイ 22.1%(オバマ)
4 ワシントン 18.9%(オバマ)
5 ロードアイランド 16.9%(オバマ)
6 カリフォルニア 16.4%(オバマ)
7 ミシガン 16.3% (オバマ)*労働権州
8 ニュージャージー 16.0%(オバマ)
9 イリノイ 15.8%(オバマ)
10 ネバダ 14.6%(オバマ)
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