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2014/06/08

AKB48握手会事件の世間の反応について

 私はAKBのファンではないが、 7日未明のBSフジ『AKB48明日の総選挙を完全予想!徹底討論SP』)(2時から4時放映)を見た。有識者が総選挙と今後のAKB48について討論する番組だったが、1位渡辺麻友を的中させたのは中森明夫(作家・評論家)、本郷和人(東大史料編纂所教授)で、ほかの3人濱野智史(評論家・アイドルプロデューサー)、宇野常寛(評論家)、青木宏行(光文社編集長)は指原莉乃を1位と予想していた。中森明夫は、総選挙初挑戦で速報56位の生駒里奈を16位と予想、結果が14位だからさすがだと思った。 
 この番組の冒頭、岩手県の握手会で、川栄李奈と入山杏奈が暴漢に襲われ怪我を負った事件についての意見を各有識者が述べていたが、宇野常寛などが、この事件でAKBは被害者であるのに、世間の反応はAKB商法や握手会の批判に傾きAKB叩きになっていることに疑問を述べていた。誰だったか、テロに屈しないと言った人が叩かれたとも言っていた。
 私もこの世間の反応はおかしいと思う。特に問題に思ったのは発売中の『週刊文春』56巻23号(2014.6.12号)適菜収「今週のバカ連載53」という辛口コラムで、CNNの「トークアジア」という番組が、「性的搾取に関与しているのか」と問題視していることを紹介し、バッシングを行なっている。
 AKB48は2度もレコード大賞を受賞し、世間一般に広く認知されているだけでなく、CDの売り上げなどこれほど業界に貢献しているグループはないのではないか。ところが意外にも襲撃事件には世間は冷淡だった。この空気を察知した渡辺麻友が今回の「私がAKBを守ります」宣言になったと考えられる。

 私は、次の意味で欧米人に誤解があると思う。

1我が国では欧米の婚姻約束慣習のように男女の握手に特別な意味はない


 
 西洋では男女の握手に特別な意味があった。10世紀にラテン的キリスト教世界では、婚姻が霊的裁治権として教会裁判所の管轄となり、婚姻法の理論は神学者、教会法学者の領域だった。12世紀にペトルス・ロンバルドゥスの合意主義婚姻理論を教皇アレクサンデル3世が採用し、古典カノン法となった。
 婚姻約束-(我は汝を我が妻とする。我は汝を我が夫とするというような現在形の言葉による誓約)で婚姻は容易に成立する。
 。なぜならヨゼフはマリアの許婚者として語られるが、合意主義婚姻論者12世紀の神学者サン・ヴィクトルのフーゴはマリアとヨゼフには真実の結婚があったする考えで、このために合意だけで結婚が成立することを主張していたといわれる。
 重要なことは古典的カノン法(中世婚姻法)による結婚は本質的に自由なのである。親や領主の承諾要件はない。婚姻予告や教会挙式も婚姻の成立要件ではない。婚姻適齢もローマ法を継受して男14歳、女12歳とほとんど制約はない。
 13世紀イングランドで教会の扉の前の儀式を要求したのは世俗裁判所である。それは花嫁の終身的経済保障つまり寡婦産など結婚に伴う財産移転の確定のためのものだった。ウェディングというのはそういう意味である。教会の内部でも行われなかったのは、財産移転のような世俗的事柄であるからである。中世教会法(合意主義結婚)は教会挙式を要求していない(カトリックでは16世紀のトレント公会議で初めて教会挙式を要件としたが、イギリスは宗教改革のためトレント公会議を受け入れなかったため中世の古い法がそのまま残った)。一般庶民のイングランドの結婚は2人の証人は俗人で良く、婚約は居酒屋であれ良かった。それは教皇アレクサンデル3世の婚姻理論に忠実なものだった。メイトランドがいうように、英国婚姻法(古き婚姻約束の法-コモンローマリッジともいう、18世紀中葉のハードウィック卿法で無効化されるまでまで生ける法だった)とは古典的カノン法そのものだった。
 コモンローマリッジは、「握手結婚」ともいう。男女が握手して我は汝を我が妻とする。我は汝を我が夫とすると言い、証人がいればそれで婚姻が成立するというのか18世紀中葉までの法だったのである。
 男女の握手は18世紀結婚媒介所が多数あったロンドンのフリート街の看板にかかげられいた。握手結婚の慣習は英国だげてなく、北欧などにもあったとされる。したがって男女の握手とは結婚のシンボルなのである。
 このような西洋の慣習の脈絡では、男女の握手は格別の意味ある行為といえる。しかし、我が国にはそのような文化は存在しない。

2..握手は選挙活動の一環であり性的意味は希薄化されている

 AKBの総選挙とか組閣というのはパロディだと思うが、握手会もたぶん同じである。我が国の選挙活動は政策を訴えるよりまず、地元住民によく知られること。特に握手戦術が有効と考えられている。このため、議員は、商店街を練り歩いたり、盆踊りに参加し、老若男女かまわず握手をするのである。
 握手が変態行為とは思えない。握手が変態行為なら、国会議員のほとんどは変態だということになる。また書店などで作家を招いてサイン会を行なったりするが握手するのは普通のことだと思う。

3.我が国ではデートの下位文化はなくダンスパーティーの慣行すらなく、異性と接触している男子は少数にすぎない

 我が国にはデーティングの慣習はない。その証拠に「木曜ガール」とか「金曜ガール」の意味がたいていの人がわからない。アメリカでは一線を越えない暗黙の前提で、デートをくり返し、自分と相性のよい相手を選んでいく、下位文化というものがあるが、そのような交際文化は全く受容されてない。
 ハイスクールには卒業ダンスパーティがあり、相手がいないと恥をかくので、異性の友人を持つことは社交的にも重要であるが、そういう文化は我が国にはない。卒業ダンスパーティがあるのは。防衛大学校ぐらいである。
 したがって、大多数の男子は、学校体育のフォークダンス以外、女子と手を触れる経験はほとんどないといえる。
 そうすると選挙活動としての握手会に参加することはリアルに異性と対面可能な数少ない経験となるという意味があると思う。

4.握手会を重視するメンバーに高い評価

 握手会を重視していることでは柏木由紀がよく知られている。今回評論家の予想は3位は渡辺麻友か松井珠理奈だったが、健闘して3位に入っているようにファンから高く評価されている。もともと我が国には江戸の三美人(水茶屋の娘など)や看板娘など地元アイドルの文化があり、例えば寛政の三美人の一人で歌麿に描かれた浅草寺随身門前難波屋おきたいう水茶屋の娘は愛想が良く、交通整理をしなければならないほど繁盛したという。彼女たちも「会えるアイドル」であり、アイドルを見るため庶民が押しかけるという構図はAKBとある意味おなじことである。
 

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ハリル監督は、カタール主審の情報を日本協会が把握してなかったとかんかんに怒っているということだが、近い国だから友好国とは限らないししかたないんでしょ。

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