腑に落ちない下村文相19日記者会見
下村文科相「実験が未熟だった」小保方氏を批判http://www.hochi.co.jp/topics/20141219-OHT1T50101.htmlという記事があり、テレビでも見ましたが、文相が「悪意ある不正とも思えない部分がある」という小保方氏寄りの発言をしているのは腑に落ちない。安倍政権の女性活躍路線に従って、女性研究者に甘いとの心証だ。
笹井氏が自殺する少し前、7月27日のNHKスペシャル「STAP細胞 不正の深層」を見たが、STAP細胞と称するサンプルのDNAが若山研究室のES細胞と同一で、彼女の研究室の冷凍庫にも同じES細胞があった。誰も彼女にES細胞を渡していないということである。キメラ実験のため若山氏に渡したものが取り違えの事故だったとは考えにくく疑問のまま残っている。http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51906634.html
STAP細胞がなくて残念ですねとかコメントする人がいるが、なくてよかったともいえる。
「夢の若返りが可能」とか言っていたのがそもそも胡散くさかった。若返りはエントロピー増大の法則に反しており、個体は遺伝子の乗り物にすぎないから老化して死ぬのが自然である。STAP細胞でSFのようなアンドロイドができてしまうほうがよっぽど怖い。
清潔で明るい雰囲気の実験室もリケジョらしいと持ち上げられたが、『新潮45』2014年4月号の小畑峰太郎チームの記事は「研究室は黄色とピンクに塗る悪趣味、精密機械にムーミンのシールをべたべた貼る幼児性」と酷評していた。
これを読んだとき、物袋氏の「私設託児所」事件があったので、あの内装は託児所にふさわしいと思ったよ。
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