新宿ミラノ座の想い出といえば
ミラノ座が本日で閉館とのニュースを知った。たぶん東京では、映画専用でない日劇を除くと改築前の東劇に次ぐ収容人員のある映画館だと思うが、二回、小劇場も含めると三回、映画を見たことがある。
一番印象に残っているのは、昭和48年頃、中学校の特別活動で、映画鑑賞会があり、ミラノ座前の広場に集合して、「招かれざる客」1967年コンムビアを見たことだ。黒人医師と白人女性が結婚を誓い、娘の両親はリベラルな考え方だつたので異人種婚に反対しなかったが、実際にはとまどいをみせたといった感じのストーリーで人種差別をテーマとしたもの。
スタンリー・クレイマー監督、配役はこの作品でアカデミー賞主演女優賞のスペンサー・トレーシー、キャサリン・ヘップバーン、シドニー・ポアチエで、アカデミー賞のオリジナル脚本賞も獲っている作品。
連邦最高裁がバージニア州の異人種婚禁止法を憲法違反と判決したのが映画が公開されたころとほぼ同時期だと思う。まだ異人種結婚に驚く時代の話。
サンフランシスコの住宅地の映像が非常にきれいだったことを記憶しているが、娯楽性に乏しく思え、中学生には難解だった。
シドニー・ポアチエはNHK教育で放映された、ブラウン判決をテーマにした映画で、サーグッド・マーシャル弁護士を演じていたのも印象に残っている。
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