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2015/09/23

入手資料整理178

1-72市川茂孝『母権と父権の文化史』農山漁村文化協会 1993
著者は日本不妊学会功労評議員で理系なので、科学史以外は比較的平易でコンパクトにまとめられているが、ただキリスト教の結婚理念についてはもっと奥が深いのでこのページ数で論じられるものではないだろう。

169頁 マヌ法典は次のように教えている。
「女は幼いうちは父に、若いときは夫に、老いては息子に従わなければならない。家庭の用事といえども勝手にしてはならない。女性は独立に値しないものである」

 女性の本性について「マヌは人類創造に際して、女性に寝床、座席及び装飾への愛着をもたせ、愛欲、憤怒、不正、悪意、悪行を賦与した。女性は、男性に対する熱情、移り気、生れつきの薄情によって夫に叛くものである。男性は女性のこのような本性を承知してゆめゆめ監護を怠ってはならない」

仏教における女性の見方

著者によれば釈迦には女性蔑視の思想はないが、アーリア人の弟子により歪曲され男性優位の思想が教典の中に復活するという。

阿含経の五障説

「女性は、梵天王、帝釈、魔王、転輪聖王、仏になれない」

 大乗仏教では女でも成仏できるとされているにもかかわらず、その経典の一つである大無量寿経の第三十五願には変成男子(へんじょうなんし)の記述がある。女は女のままでは成仏できない胎児期に祈りによって男子に変わっておくという説である。

涅槃経
「三千世界の男の煩悩をすべて集めたものが、一人の女の業障に等しい」

アリストテレスの生命哲学

なぜ男と女は分かれているのか

 男の精液に含まれる起動因は女の質料因よりよく、神的である。よりよいものはより悪いものから分かれたほうがよい。だから、男と女は分かれている。


1-72高橋秀樹編『生活と文化の歴史学4婚姻と教育』竹林舎2014

辻垣晃一「鎌倉時代の婚姻形態』
 女性史学の田畑泰子が、80~90年代に「嫁入り」の語が鎌倉時代に見られないということを発見したが、2002年に「嫁す」は嫁取婚を意味すると改説した。しかしながら、鎌倉時代の婚姻についてはなお学説が混乱している状況にあるように思える。
 坂田聡にいたっては、1994年鎌倉時代の庶民の婚姻形態を「対偶婚」とした。これはエンゲルスの唯物史観的家族理論に則るもので「夫婦関係の萌芽がみられるが、いまだ姦通の自由な多夫多妻婚状態」のことである。これについては高橋秀樹が批判している。
 しかし私は庶民対偶婚説が案外当たっているかもしれないとも思う。我々が思い描く伝統的な農村の集落は、中世後期の展開なのである。中世前期下層に「家」が成立していないとみられるからである。
 鎌倉時代後期の天皇についていえば、後嵯峨と亀山は父子で平棟子を共有し、亀山と後宇多が父子で宗尊親王女を愛し、伏見と後伏見の父子も洞院実明女を愛したというように、錯綜した男女関係がみられるということは、石田純一のいうような「不倫は文化でしょ」状態であったと考えられ庶民にいたってはという発想はありうるからである。
 著者によれば「嫁」は単に肉体関係を意味する用法もあり、嫁=婚姻ではない。
 著者によれば、式目以前の嫁取婚事例は、最も古いのが文治2年(1186)、『吾妻鏡』養和2年(1182)。『曽我物語』安元年間1175~77として、武家は公家よりも50~60年間早い嫁取婚の一般化であるとする。別の論文で官務壬生家が戦国時代でも古風な婿取婚の形式であったことから、婿取婚も後世まで残っている。
 摂関家は嫁取婚を行うと「入内」の形式に似てしまうことから憚られたということである。

後藤みち子「室町・戦国時代の婚姻」
 先行研究として脇田晴子を引用し、中世における嫁取婚の成立は「家」の成立を意味し、嫁取婚形式の「家」は基本的には一夫一妻制が成立し、正妻の地位が確立するとし、梅村恵子は平安中期の正妻制は、その後根付かず、室町時代になっても天皇家、宮家、摂関家に正妻はおかれなかったが、戦国時代になって正妻がおかれるようになるとする。
 実際、室町時代の公家日記で「嫁娶」の記事が少ないのである。、戦国時代になると婚姻儀礼の記事が多くみられ、これは正妻の確立を意味すると考えるのである。
 正妻の確立=嫁取婚とすると、西洋的な一夫一妻制の確立=嫁取婚であり、嫁取婚を攻撃する夫婦別姓論は、正妻、一夫一妻制度に対応した婚姻のあり方を否定するもので、婚姻制度の変質を意味することとなるのである。
 著者によれば戦国時代に嫁取儀礼が公家日記に書かれているのは、「家」の継承者である「嫡子」に正妻を迎える儀礼として重視され、誰がいつだれを正妻としたかを公表する意味もあったとする。
 嫁取儀礼後「正妻は夫方の父母や親族と対面し、三献で祝うことで夫の親族として認められたことになる。また「家」の家司と祝いの宴が催されるが、これは「家」の家司たちら「家」の継承者の正妻を披露したことことになり、正妻が「家」の一員と認められたことになる。」婚礼のあり方としては武家の文化との混淆があるかもしれない。

坂本亮太「中世後期の寺庵と村社会-近江国菅浦を事例として-」

 祖先祭祀のあり方から「家」成立を探る論文である。結論は、13世紀末から14世紀前半ころは乙名層が中心となり念仏講を形成しつつ、集団で先祖祭祀を行っていた。15世紀以降、名主・百姓層は寺庵を建立することで自らの先祖を弔うようになる。寺庵建立階層は、鎮守、本地堂の壇那となり、阿弥陀寺を中心とした宮座とは異なる座的構造り、祖先祭祀が拡散化し、これは「家」が形成されたことを意味し、家名の成立とも一致する。

高橋秀樹 「「家」研究の現在」

1-73 『岩波講座日本歴史』第7巻 中世2 2014


高橋秀樹「中世の家と女性」

1―74 高橋秀樹『三浦一族の中世』吉川弘文館2015

1-75比較家族史学会『家族 世紀を超えて』日本経済評論社2002
森岡清美 「幕末維新期における家の変化」
源平藤橘などの古代的姓をやめて、苗字ないし称号のみとしたのは明治4年だが、その前に、明治2~3年の職員録には従三位藤原朝臣利通というように、王朝風になったことがうる。この意味は版籍奉還のため、いったん将軍から拝領した苗字を返上して、天皇との君臣関係での氏名である源平藤橘の本姓に戻したうえ、それでは社会的標識としては不都合なので、家名に相当する苗字に統一したという手順を踏んだとみてもよいのではないか。

1-75 坂田聡『苗字と名前の歴史』吉川弘文館2002
1-76 奥富敬之『名字の歴史学』角川選書2004
1-77 大藤修『日本人の姓・苗字・名前』吉川弘文館2012
1-78 小谷野敦『名前とはなにかなぜ羽柴筑前守は筑前と関係ないのか』青土社2011
 例によって「荻上チキ」の実名隠ぺいを批判するなど、そこそこ面白かった。この名前だと男か女かさえわからないのである。

136頁以下はわかりやすいので使わせてもらう。 明治4年に一苗字一名となるまえ、武士は実名(諱)と通称を持っていた。実名忌避の慣習のため、人を指称するとき社会生活で使われるのは通称である。

 吉田松陰は、通称寅次郎、実名矩方、高杉晋作の実名は春風、坂本竜馬の実名は直陰のち直柔

 一名主義なので通称か実名かどちらかを残したのである。大久保一蔵は実名の利通に、西郷吉之助は隆盛に、木戸準一郎は孝允、伊藤俊輔は博文、井上聞太が馨と実名をとったが、板垣退助(実名正躬、のち正形)のように通称を選択してもよかった。従って明治以降の男子は実名型となまえと通称型のなまえが混在することになるのである。

 近年面白い名前だと思ったのは、土屋太鳳、どこかの屋号かい、たいほうと読むのかとおもったらタオなのだそうだ。川島海荷、「かいに」かと思ったら「うみか」だった。

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コメント

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>女性は、梵天王、帝釈、魔王、転輪聖王、仏になれない
>女は女のままでは成仏できない
 
女のいない世界に行きたい
女さえいなくなればいいのに、といつも願ってる
 
汚らわしい雌豚どもめが
害獣どもめが
 
愛欲から解脱してしまえば、あとはもう憎しみしか残らないね

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