43年ぶりにみた「招かれざる客」
「招かれざる客」(1967年コンムビア)がBSプレミアムで金曜日に放映された。録画していたので43年ぶりにみた。昭和48年頃、烏山中学校の特別教育活動で、映画鑑賞会があり、歌舞伎町ミラノ座で見たので覚えている。
なぜ、記憶にあるかという初体験と同じこと、初めて大きな劇場で見たアメリカ映画だったというただそれだけの話だ。
黒人医師と白人女性が結婚を誓い、娘の両親はリベラル派の家庭で異人種婚に反対しなかったが、実際にはとまどいをみせたという物語。スタンリー・クレイマー監督、配役はこの作品でアカデミー賞主演女優賞のスペンサー・トレーシー、キャサリン・ヘップバーン、シドニー・ポアチエで、アカデミー賞のオリジナル脚本賞。
連邦最高裁がバージニア州の異人種婚禁止法を憲法違反と判決したのが映画が公開されたころとほぼ同時期だと思う。南部でなくても異人種結婚に許容的でなかった時代の話。
ベッドシーンがあるわけでなく、娯楽性に乏しく思え、中学生には難解で退屈だった。
シドニー・ポアチエはNHK教育で放映された、ブラウン判決をテーマにした映画で、サーグッド・マーシャル弁護士を演じていたのも印象に残っている。
しかし43年前なので、ほとんど記憶がなく、印象に残っていたサンフランシスコの風景は、大人になってから見た「氷の微笑」と混同していた。
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