豊洲新市場報道について
表向き敷地全体に盛り土と広報されていたのに実は主要な建物の地下が空洞だったことからこの関連記事が連日一面トップ、ワイドショーも、汚染対策や建築の専門家を呼んで詳しく報道している。技術的な問題なので難解であるにもかかわらず少なくとも中村橋之助の不倫事件より世間の関心は高いといえる。
最近の報道は、都庁の体質の批判に及んでいる。日経9/16は「都庁の統治不備露呈」との見出しで、「意思決定が曖昧なままに事業が進んでいた」とする。慎太郎元知事は13日の報道番組で「都庁の役人は腐敗していると思った」「東京都は伏魔殿だ」とさえ言ったという。平成14年にながら条例問題で三羽烏と呼ばれる都議から厳しく追及されたが、主として報道していたのは産経新聞だけだったように思う。都庁の問題はローカルニュースでも情報量は少なかったが、今回はワイドショーもやっているので世論への影響ははるかに大きく、ガバナンス改革が必要ということになりそうだ。
築地に魚河岸があるのは知っていたが、青果市場もあるいうのを今回はじめて知った。都政新報を熟読したことはないので、今回テレビのインタビューで慎太郎元知事に反論していた比留間英人氏すら知らなかったというほど、都政にうといのでとやかく言える立場ではないが、16日発行(17日付)日刊ゲンダイhttp://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/190025「盛り土無視・全責任者リスト公開、都庁は伏魔殿、クロをシロとする奴ほど出世する」という見出しで近年の中央卸売市場幹部13人の実名と現職をピックアップしている。中でも比留間氏の「渡り」がすごいと言っている。平成23年7月総務局長で退職、同年10月に東京臨海ホールディングス社長、昨年8月から東京メトロの代表取締役副会長で報酬約1800万と推定されている。
自分がネットで調べたところこの人は、教育庁での経歴が長く、平成24年に教育長に就任しているから、実力相応の出世なのだろう。
天下りについては『週刊ダイヤモンド』2011年10月15号特集「おいしい公務員」(つまり比留間氏が退職した時期)、「国以上の伏魔殿東京都!天下り・わたり野放しの実態」という記事がありで定年退職後の生活に不安を抱く民間を尻目に悠々自適の生活が保障されていると批判されていたことなので驚くことはない。
しかし、26年6月9日 地方公務員法等の一部を改正する法律で、詳しくは知らないが、元職員による働きかけの規制、働きかけ規制違反に関する監視、再就職状況の公表、例2 職員が他の職員又は元職員の再就職をあっせんすることの制限、職員が在職中に自らの職務と利害関係のある企業等に求職活動することの制限など措置する退職管理を行うようになっているので、改善されると思う。
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