重ねて、残業時間上限規制政府案に反対 2
自民党に字数制限の短縮バージョンで出しました
マスコミが政府の残業の上限規制案を一斉に報道しているが、月60時間の残業というのは、平日毎日2時間の残業と土曜日の出勤が2回で終わってしまう計算になる。平日3時間の残業なら土日は1日も出勤できない。それは平時の経常業務だけの残業時間といえるが、非経常業務の量が増えたり忙しい時期には対応できない。せめて月70時間平均にしないと、仕事のクオリティを維持は無理だ。
実際「残業時間と会社の株価はやっぱり比例する?」という記事では株式会社ヴォーカーズが上場企業2341社を対象に行なった残業時間と株価上昇率の関係性に関する調査によると、「平均残業時間が月間60時間以上ある企業の株価上昇率が最も高い」とある。
成長にはハードワークはつきものだ。ジョブズがマッキントッシュを開発した頃「週80時間労働、大好き」というシャツを着せて、休日なし毎日11時間労働、3年間仕事漬けだった。リチャード・フロリダ『クリエイティブ資本論』ダイヤモンド社2008によると、優秀な人ほど長時間労働になるのは周囲から頼りにされ支援を求められるため、業務をしばしば中断するからとのこと。クリエイティブな労働者が長時間働くのは、仕事そのものが好きだから、10人中7人が仕事の楽しさを平均ないしそれ以上としている。クリエイティブな労働者が長時間労働を好むということは明白である。
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