「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議批判の動画作成してます
内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することを可能とする案は排除すべき--「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議批判1 という動画をYouTubeとニコニコ動画の投稿を開始しました。シリーズ化して続きます。マナブその他のYouTube動画の作成の仕方をみましたが、とにかく毎日鬼作業して、量産すべしということのようなので、余暇時間がある限り作っていきたいと思います。
「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議」に関する有識者会議は、男系維持か、女系許容かという議論を棚上げにしたうえ、皇族の数の確保が喫緊の課題という名目で、皇室制度を根本的に変革する内親王・女王が婚姻後も皇族の身分を保持することを可能とする案を答申する可能性が高い。
配偶者や所生子を皇族とするか否かは棚上げとして「女性宮家」という言葉は使わず、アン王女の家族を模倣してもよいのではないかという意見が議事録にあり、英国の模倣なら国民は納得すると思っているようである。
英国は2013年の王位継承法で長子相続による男子優先を撤廃している。そもそも14世紀の英仏百年戦争というのは王位継承戦争で、エドワード三世が、母方でカペー朝直系の血統を継いでいるので、男系だが傍系のヴァロア家のフィリップ6世よりフランス王にふさわしいと主張し宣戦布告し始まったものであり [福井憲彦, 2019]、英国王室というのは昔から、女系で王位継承の正当性ありという思想で戦争してきた国家であり、イギリスの場合男系が途絶すると女系をたどって後継者を見つけてきた。そもそも女系容認なのである。
令制の皇親が男系で一貫している日本の皇室とは根本的に違った思想なのである。英国王室の模倣により国体は根本的に破壊されるゆえ、強く排除すべきだと主張したい。
第1回の内容は、皇族以外と結婚しても、内親王は皇室に残るとする有識者会議の案は、歴史上一貫した規範である内親王の皇親内婚の原則を否定し、皇族にのみ嫁ぐことで皇室の血縁的尊貴性を守る役割という「内親王」号の歴史的性格規定を否定するから、皇室制度を根本的に破壊するという論点だけです。
法制史と歴史を俯瞰して内親王史を述べているので退屈な内容ではありますが、基本となる法制史と内親王の身位の意義に言及しないで勝手にイギリスのまねでいいだろうなどいうのはありえない。
藤原衛のエピソードがやや長くカットしてもよかったのですが、二世女王降嫁の初例であり、藤原師輔の内親王との密通が先行し事後承認による結婚のあり方と対比するために詳しく論じることとしました。
なおYouTubeはヘイトスピーチなど表現規制があり、敵対者が監視していると思うので、用心して踏み込んだ内容はニコニコ動画だけにしたいと思います。
(動画・附録)自己紹介と懲戒処分停職一月等の釈明が2時間以上で容量オーバーで、ニコニコ動画にはアップロードできないため、YouTubeだけになってます
最近のコメント