宗教改革500年記念
1517年10月31日マルチン・ルターがヴッテンベルク教会に「九十五箇条の論題」をハンマーで打ちつけてから、今年は500年記念イヤーである。もっともそれが掲示されたかどうかの史実は定かでない。マインツ大司教に10月31日付けの手紙を送ったことは確かだという。(小田部進一『ルターを今考える』日本キリスト教団出版局66頁)というわけで、宗教改革500年にあやかり、異議申したいを今年はやるぞ。
まったく不愉快な毎日ですが、八月は「山の日」が余計なお世話で調子が狂いましたね。一週間の仕事量は同じだから積み残しした分を連休の谷間で補おうとするから、かえって忙しくなった。もちろん一日も休んでません。
昔はイクミタマ行事があった時期です。死んだ祖先より生きているお年寄りを大切にしようという趣旨。山の日は敬老の日にかえて、九月の敬老の日は廃止すべきですね。
週刊ポストの「名古屋ぎらい」を読みましたがそこそこ面白かった。井上章一の「京都ぎらい」の二番煎じですが、次は「東京ぎらい」をやるしかない。
リオは思った以上に良かった。開会式の花火に圧倒されましたが、東京の新国立は木造なのであんな派手な演出は無理と日刊ゲンダイにかかれてましたが、聖火を宙吊りにするアイデアもとられちゃったしどうするんだろう。ゴルフも見ましたが蚊を心配する必要はなかったのでは。
序盤から終盤までメダルラッシュでこれも森元首相のスポーツ政策のおかげだと思います。ソウルオリンピックのころ日本選手はプレッシャーに弱いといわれていた。長崎宏子の予選を中華料理店のテレビで見ましたが、メダル確実とかいって「全然だめじゃん」と店主がボロクソにけなしながらも喜んでいたのを思い出します。確実にメダルがとれる女子アマレスとかなかった時代です。でもそのころはまだ景気がよく、土曜も働いていたころでかろうじて日本に活力があったような気がします。経済成長低迷の失われた30年は週休2日になり、時短が進んだ平成時代からです。メダルがとれなかった昔がむしろよかったかもしれない。
既に述べたように夫婦斉体思想の核心は創世記にあったのである。
「これこそついにわたしの骨と骨、わたしの肉と肉、彼女は女とよばれることになろう。彼女は男より取られたのだから」創世記2.23
女はそもそも男の肋骨からつくられた分身であった。だから男は妻と結びつき、彼らは一つの肉となる。
イエスはこれを婚姻非解消主義の根拠にしてしまったために、中世の秘跡神学にいたっては、結婚は花婿キリスト、花嫁教会の結合を象徴するものとなり、結婚はたんに自然的結合ではなく、宗教的愛の結合にまで昂められたのである。
端的にいえばそれが西洋文明の単婚理念である。
とはいえ現代の生物学では逆であって、もともと男も女であった。妊娠6週目から24週目にかけて大量のテストステロンが分泌されこれをアンドロゲン・シャワーと呼ぶが、このとき脳は女性的特徴を失い男となるのである。
したがって、科学的にいえばアダムとイヴはフィクションである。
しかし、創世記は文明規範の核心だから否定できないのである。西洋文明1500年の核心とは、アウグスティヌスのアダムの罪により人類の倫理観は致命的に腐敗しているとする価値観である。だから人間性とかヒューマニズムなどというものを信じてはいけない。われわれは、神の宣告により労働せざるをえなくなったから、勤勉に働かざるをえない。道徳の基本は創世記からはじまるものである。
それに挑戦しているのが、夫婦別姓論者をはじめとするフェミニスト、ジェンダー理論である。私が夫婦一体性の理念を揺るがせにできないというのは
そういう趣旨である。
婚姻家族や、父と母がいる家庭というものが普遍的なものだと思っている人がいるがとんでもない。核家族普遍説は人類学者が明確に否定している。
その例証として南インドのナヤール族がよく引用される。ナヤール族の女はその兄弟・姉妹・母親・母方オジとともに住み、彼女の夫は夜だけ訪ねてきて朝食前に帰っていく(蒲生1974)。母系大家族制だが男尊女卑で、最年長男子が家長として権威をもっている。しかしそれは父ではなく母方オジなのである(清水1987)。
ナヤールの子どもは自分の父を知っているが、ほとんど接触はない。父という地位のない家族が存在するのだ。夫が同一カーストでない場合は食事は許されない。要するにセックスだけの夫なのである。
また下位カーストの夫と通じる女は処刑又は追放されるが、男女とも性的権利を独占しないので、同時に複数の異性を夫・妻とすることができる。ガフは「集団婚」と称している。
厳密な定義な定評のある清水昭俊[1987 18頁]は、家族の構造的定義は困難とする。
非常に落ち込んでいる。パブリックコメントを出さないのは阿呆 としかいうほかないし、とろいと言われても仕方がないが。なんて間抜けなんだと思いますが、まあいいですよ。クレジットカードを落としたわけでもないしこれ以上落ち込む必要ないでしょう。自分は内面的に沈潜しつつ基本的な哲学を固めてからいよいよ実践に移る主義なので6月はアドキンス対児童病院判決とかやってたんですが、一応英米豪新の労働関係の要所を十分調べてから、いよいよ実践に乗り出すという方針だったので、哲学が明確なので揺るがない。
思っていた以上に人が少なくがっかりしました。扇型のB・Cブロックにかなりの空席がありました。戸井田とおる氏も講演の中で「少ないんじゃないか」と控え室で声があったとのことですが、実況中継もやっているので全国でかなりの人が見ているし、動画サイトでも多くの人が録画を見るので、集会の効果は見かけでないと述べてました。実際私も一週間前に水間条項などでこの集会を知って、一応私もブロガーなので、ネットの効果を見せつける好機という言葉に乗せられて見にいったのですが。
予定外の登壇者で与謝野馨元財務大臣が演説しましたが、拍手を送りました。与謝野氏には頑張って貰いたいです。と云うのは、民主党の支持率低下は喜ばしいが、みんなの党の支持率が上昇してます。渡辺喜美は公務員に争議権付与を公言し推進してきた事もあり警戒してます。ウィキペディアではみんなの党を新自由主義と持ち上げてますがとんでもない。マニフェストにある同一労働同一賃金というのは労働組合とのコーポラティズムであり、最低賃金アップ、残業割増率引き上げ、サービス残業の取締り強化は共産党と同じ政策です。契約自由を基本理念とする新自由主義に反する政策ですね。
第3極と言う点では「たちあがれ日本」や首長新党、あるいは幸福実現党のほうがずっと無難ではないかと思ってます。「たちあがれ日本」は夫婦別姓反対を基本政策とした初めての党なのでその1点だけは少なくとも支持できます。
講演会で印象に残ったのは西川京子氏が云っていた夫婦別姓推進者が目指すスウェーデン型社会は国民1人当たりの犯罪件数が日本の7倍、「家」の完全解体により〔老親の面倒をみなくなる弊害〕などで収入の7割以上を税金に持って行かれる高負担社会を覚悟しなければならないいった見解や、フロアからも発言があり最後に民主党議員の政策秘書をやっている人がマイクを握って、民主党を潰しましょうと気勢をあげたことでした。
都の条例改正案に募る危機感
http://news.cocolog-nifty.com/cs/article/detail/blog-201003111642/1.htm
非常に困ったものだが、反対運動の余裕がない。
たまたまTBS「王様のブランチ」をみていたら、『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』という漫画の紹介があり、企業の人々の欲望に応えるものだとの説明があった。そうすると、資本主義の発達で人々の欲望は満たされるからそれ以上に、民主主義で所得の再配分をやったりするのはやりすぎということですか。
期末・勤勉手当(12月10日支給)850,703円
手取りは660,136円。
ペイペイのひらだからこれは東京都水道局の49歳では一番少ないほうだと思う。
独占企業なのに反独占経済的自由主義を標榜しているのが矛盾しているが、ちなみに定額給付金は手続きするのが面倒で受給しなかった。
イギリスでは1906年労働争議法によりストライキの刑事免責が確立していたがアメリカでは全く異なる状況にあった。団体交渉権の実体的権利の付与は鉄道労働を別として1930年代のニューディールまでなかった。1919年鉄鋼ストの敗北により労働組合は凋落し働組合の組織率は、1920年に17.5%であったものが、1930年に9.3%にまで低下した水町勇一郎『集団の再生-アメリカ労働法制の歴史と理論』有斐閣2005 53頁。実際、1892年には、ペンシルベニア州ホームステッドのカーネギー製鋼所で、合同 鉄鋼労働組合よる強力なストを中止させるためにピンカートン社の警備員300人が、スト参加者と激しい銃撃戦を行い、非組合員の労働者を守るために州兵が派遣され、ストは鎮圧されたが、このストの敗北で組合不在工場となった。同製鋼所では、1937年まで、再び組合が許可されることはなかった。http://aboutusa.japan.usembassy.gov/j/jusaj-ushist9.html中西部鉄鋼業は組合不在の時代がかなり長期にあったのである。1920年代の労務管理の潮流は単純にいえば全米製造業者協会などのオープンショップ運動やレーバーインジャンクションの多用にみられる労働組合敵対主義とより洗練されたあり方としてはウェルフェアキャピタリズムと呼ばれる従業員に友好的で温情主義的な経営手法などにより労働組合の組織化の挫折がはかられた時代なのである。鉄鋼業にみられるように、クラフトユニオンへの内部請負制が不要に成った以上、労働組合は不要だったし、組合を否認することは自由であった。デトロイトの自動車産業が組織化されるのはニューディール以降のことであり、20年代は組織化されずにすんでいた。
アメリカで30年代産業別組合が台頭するのは大恐慌により都市に失業者が溢れた社会不安とと、ノリスラガーディア法以降の労働立法で労働組合を保護し団体交渉を促進する政策に転換してからある。
今日、アメリカではEmployee Free Choice Actをめぐる労働組合の主張として、労働組合が中流階層をつくったと宣伝したが、それは大きな間違いである。組合の権利が認められていない20年代に中流の社会階層は増大したのである。よって私はエプステインと同様に判例法により労使関係が規律された時代が望ましいと考える。
1 コモンローへの回帰を主張するリチャード・A・エプステインを支持する。
私は、古典的自由主義者ないしリバタリアンとして著名なリチャード・A・エプステイン(シカゴ大学ロースクール教授)のの言う「何人も自分自身を所有し、自らの労働を自らの望む条件で自由に利用する権原を有する」という見解。アダムスミス『国富論』「各人が自らの労働のうちに有する財産は、他のすべての財産の根源であり、それ故にもっとも神聖であり侵すべからずものである。貧者の親譲りの財産は、彼自身の手の力と才覚に存するのであり、彼がこの力と才覚とを彼が適当と思う方法で隣人に害を与えることなく用いることを妨げるのは、この神聖な財産に対する明らかな侵害である」(田中英夫『デュー プロセス 』東京大学出版 1987)要するに個人の労働力取引の自由に基本的に賛同する。
後者の国富論は同職組合、徒弟制度の労働市場規制を批判する趣旨のものであるが、前者のエプステインは、1930年代のノリス・ラガーディア法、ワグナー法、公正労働基準法は廃止し、労使関係は伝統的コモンローの不法行為法と契約法の賢明な制度に代わられるべきと主張している(Richards A Epstein "A Common Law for Labor Relations 1983 水町勇一郎『集団の再生-アメリカ労働法制の歴史と理論』有斐閣2005 9)。 不法行為法は暴力、脅迫、契約違反の誘致から個人保護するものであり、コモンローは人々が財産を自由に取引する私的自治のサポートするシステムである。
つまり我が国で言えば労働三法を廃止するという主張になる。では実質的に1920年代への回帰を主張するエプステインの主張は具体的に何を意味するか。
ウィルソン大統領の時代1914年制定クレイトン法は反トラスト法のいかなる規定も‥‥労働団体の存在、活動を禁止し、または労働団体の構成員が当該団体の正当な目的を合法的に遂行することを禁止・制限するものと解釈するべきでなないとし、1916年連邦労働者災害補償法が制定され、同年のアダムソン法では、鉄道労働者の1日8時間労働が定められたといった革新主義な立法例がみられる。又1918年全国戦時労働理事会(NWLB)の設置により戦時協力のためストを禁止する見返りとして1150件に及ぶ仲裁を行った結果、AFLの組合員数は戦中に100万人も増加、戦時協力体制で雇用主が嫌悪する団体交渉が促進されたのである。
しかしながら「正常への復帰」をスローガンとするハーディング大統領により、革新主義政策が否定され、クレイトン法の労働組合適用除外規定は1921年のデュプレックス印刷機製造会社判決、アメリカ鉄鋼会社判決、ツルアックス対コリガン判決で実質無効化されることになる。
1920年代労働組合活動は判例法により厳しく規制されていた。最高裁は1880年代から事業の持続的運営の干渉等を財産権の侵害として多用されていたレイバーインジャンクション(労働争議差止命令)を支持した。1880~1930に4300件出され、1920年代は、ストライキの25%に出された(竹田有「アメリカ例外論と反組合主義」古矢旬・山田史郎編『シリーズ・アメリカ研究の越境第2巻権力と暴力』ミネルヴァ書房(京都)2007年)。又、契約の自由を論拠として黄犬契約を支持した。ピケッティングについても1921年のアメリカン・スチール・ファンダリーズ対三都市労働評議会判決AMERICAN STEEL FOUNDRIES v. TRI-CITY CENTRAL TRADES COUNCIL, 257 U.S. 184 (1921) が出入口に2人以上のピケを違法とし、1人だけでも悪口・脅迫・つきまといは違法とした。 有泉亨「物語労働法13第11話レイバー・インジャクション2」 『法学セミナー』188号1971年9月)
夫婦別姓導入等民法改正・人権侵害救済機関設置などに積極的な千葉景子法相怖いよー。
17日(土)の 日本解体阻止!! 守るぞ日本! 国民総決起集会&デモというのが草莽全国地方議員の会、日本文化チャンネル桜ニ千人委員会有志の会の主催でありますが、私は趣旨に賛成ですが行きません。というのもまだ請願書も書いてないので、請願書を書いてブログで発表するのが先なので。日本会議や神社本庁はどういう動きか知りませんが、通常国会提出となったら保守勢力こぞって反対しないとダメですね。
以下チャンネル桜ページから引用。
10.17 日本解体阻止!! 守るぞ日本! 国民総決起集会&デモ
平成21年10月17日(土)
大シンポジウム 13時00分~15時30分
場所 : 砂防会館別館 「シェーンバッハサボー」 大会議室 (東京メトロ「永田町」駅 徒歩1分)
登壇予定 [敬称略・順不同] :
平沼赳夫、山谷えり子、稲田朋美、西田昌司、城内 実、中山成彬、
西村眞悟、赤池誠章、馬渡龍治、渡部昇一、日下公人、西尾幹二、
百地 章、田母神俊雄、増元照明、花岡信昭、伊藤哲夫、三輪和雄、
藤井厳喜、西村幸祐、井上和彦、大高未貴、水間政憲、村田春樹、
平田文昭、永山英樹、松浦芳子、土屋たかゆき、三宅 博 ほか
デモ行進 (国会付近) 16時00分~17時00分
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