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カテゴリー「大相撲」の35件の記事

2017/11/23

「貴乃花の乱」の感想

 別に貴乃花のファンでもないが、「21日のテレビ朝日「モーニングショー」は、横綱審議委員の1人の発言として「己の目的のために横綱という宝を利用するのはいかん」「(貴乃花親方を)懲らしめないとだめだ。今の協会が悪くて現理事を一掃することを正義と信じている」と報じた」との夕刊フジの報道があるが、執行部のいうことをきかないからといって貴乃花を懲らしめるというのはやりすぎだ。

貴乃花巡業部長 理事4選 優勝22回

相撲協会執行部

八角理事長(横綱北勝海) 優勝8回
尾車事業部長(大関琴風) 優勝2回
春日野総合企画部長 (関脇栃乃和歌) 優勝なし
鏡山指導普及・生活指導・危機管理部長 (関脇多賀竜) 平幕優勝1回

 八角親方も優勝8回であり地味ではあるが強い横綱に類別できる実績といえるが、北の湖も千代の富士の亡くなった今日、親方のなかで現役最強の実績は貴乃花だろう。
 貴乃花は元執行部で協会幹部であり、組織のことはよくわからないが、理事長といっても上司というより同輩中の第一人者程度の認識しかもってない。
 実際、理事長命令には従わなくても、評議会の議決がなければ理事の解任は簡単にできないと報道されている。
 平成の大横綱を解任してしまうと角界は冷たいところだとの心証をもつことになるだろう  
 執行部の子分でもないから方針に逆らうこともありうるだろうし、執行部の春日野親方は明大出身で貴乃花より10年年長でありそこそこ強い関脇だったが、実績では貴乃花が圧倒的に上だ。また貴乃花が反主流派で干されているとしても現役横綱からなめられる理由もない。
 今回の事件はできれば穏便にすませてもらいたいが、弟弟子の照ノ富士を叱るのはともかく、仮に生意気な言動があったとしても貴乃花の愛弟子は親方のメンツを潰すことになるので控えておいたほうがよかったとはいえる。
 もちろん大横綱だからといって大幹部になれるとは限らない。56連勝の太刀山は親方になって勝負検査役選挙で落選し嫌気がさして廃業した。大鵬や千代の富士の実績でも理事長にはなれなかったし、第四代理事長出羽海-武蔵川は現役時代は最高位が前頭筆頭でも組織のトップになれた。
 八角理事長は中卒にすぎないが、うまく落着できれば名理事長ということなりうる。

 

2017/02/05

横綱土俵入りの疑問

 ベースボールマガジン社の大相撲名力士風雲録10号双葉山のDVDを買って43番すべてみました。横綱になる前の映像というのは残ってないようです。
 打っ棄り双葉といわれたように双葉山の足腰が強かったのは、回漕業の家に生まれて、舟を漕いでいたから。西鉄の稲尾和久も舟を漕いでいたといわれるし、初代若乃花も室蘭で沖仲士をやっていたというが、そういう経験がないと本当に強い力士は出ない。
 年少労働をやらなくなったから、日本人よりモンゴル人が強いのはある意味当然ともいえるのである。
 双葉山の土俵入りだが、せり上がりの四股を踏む直前の動作、左手をのばすが手のひらを返さないのに気がついた。最近の横綱は左手を伸ばし手のひらを返して四股を踏むが、たぶん双葉山のやり方が正しいのだと思う。いつのまにか余計な動作が加わってしまったと考えられる。
 

2016/07/24

横綱昇進基準は厳しすぎないか

 稀勢の里の直近3場所の成績は13勝2敗、13勝2敗、12勝3敗であり38勝7敗、私が横審委員なら昇進させたいが、近年は相撲協会の方針で厳しくなっていることに疑問をもつものである。
 例えば柏戸は10勝5敗、11勝4敗、12勝3敗であり33勝12敗で大鵬と同時に横綱に昇進しているし、若乃花(初代横綱)は11勝4敗、12勝3敗、13勝2敗である。
 男女ノ川は9勝2敗、8勝3敗、9勝2敗。武蔵山は9勝2敗、8勝2敗1分、9勝2敗。
 優勝経験がないじゃないかというが、照國は13勝2敗(関脇)、12勝3敗、13勝2敗と大関2場所で横綱昇進、優勝は横綱になった後でかなり遅い。

2015/11/23

北の湖親方訃報に思ったこと

   別に北の湖のファンでもなかったが、現役時代一度だけ、京王デパートの相撲展の催物に顔を出していたのをみかけたことがある。身長180センチだったと思うが、上背は高く感じなかった。この人は入門が早く、中1で両国中学に転校したので、純粋に角界一筋の人間といえる。戦後70年で横綱でも理事長になれたのはたった7人だけ。中卒だが人望のある人だったということになる。

  週刊新潮の今年の1月22日号で輪島を国技館に招いて対談している。輪島も下喉頭癌の手術で声が出なくなったということだが、北の湖は若いときはガンガンやっていた酒を病気を機にやめたという。あれだけ豪快に飲んでいたのに「酒がうまいと思ったことは一度もない」と言っていた。うまくないのに飲まざるをえないのは組織風土のせいといえるだろう。 NHKで解説をやっていた初代玉ノ海が意味深に北の湖が偉いのは実績だけじゃないんですよみたいなことを言ってたことがあるのを思い出す。

2010/07/14

控え力士が物言い

序二段の取組みであったそうだ。http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/100714/mrt1007142049019-n1.htm
控え力士の物言いで最近では貴ノ浪が物言いをつけたことがあるが、もっとも有名なのは昭和13年春場所九日目の双葉山-両国戦、控え力士の玉錦と男女ノ川が双葉山に勇み足と物言いをつけ取り直しとなった。とくに玉錦は強引な物言いをつけることが多く検査役が説得するのに大変だったといわれている。

2010/07/11

大相撲の独立委員会もやるのか御用刑法学者前田雅英は

 産経新聞を読んだが、児童ポルノ禁止法改正(単純所持処罰)や東京都青少年育成条例の漫画アニメ規制推進の急先鋒で、コンテンツ産業や漫画愛好者、表現の自由、「プライバシー権」の敵とも言える御用刑法学者前田雅英首都大教授が、今度は「ガバナンス(組織統治)の整備に関する独立委員会の委員」にも選ばれたそうだ。こんなやつにかきまわされたらたまらないな。

 参考「前田雅英首都大教授は漫画アニメ愛好者の敵-この人が議論を引っ張っていくと何でも規制になってしまいそうです」
http://antilabor.cocolog-nifty.com/blog/2009/07/post-aaa3.html

 年寄名跡や部屋制度、相撲案内所(茶屋)制度にもメスを入れるとなると、内部から反発必至だろ。相撲協会の体質改善は、昭和7年の春秋園事件のころから提案があったが、夜間興業、年寄制度の漸時廃止、茶屋の廃止、マス席の縮小などの提案はほとんど実現してないし、結局、近代化のために髷を切って脱退した力士のほうが世間から支持をえてないということは、何も改革をしないほうがいいな。生きた博物館として、旧態依然としていたほうが価値があるし客も集まる。だいたい相撲を取ったこともないのに外部役員が生意気だ。
 今、思うと理事会に歯に衣着せず一喝できる前の山(前の高田川親方-境川理事長が推進した巡業改革に一貫して反対し勧進元制巡業に戻した実力者、従って外部委員にもガツンと言える人だと思う)がいないのは惜しいな。

2010/07/04

河上和雄の「処分やりすぎ」同感だ

先ほど日テレのバンキシャを見たがコメンテーターの河上和雄元東京地検特捜部長が大相撲の賭博事件に関して「処分やり過ぎ」と批判していたがまっとうな意見だと思う。賭博それ自体は他者の権利を侵害するものではなく、頭を下げるようなものではないだろう。阿武松親方は、2階級降格と以後10年間は昇格がないという非常に重い処分だが、元々人気力士だし、学生相撲の強豪を積極的にスカウトし結果を出しつつあるという評判で力士の育て方はうまいのではないか。本職の実績で昇進が望めないのはまずいのではないかと思った。

2010/06/30

デヴィ夫人が琴光喜を救うべきとブログで主張

賭博の場合 最高に重くても50万円の罰金のみなのに死刑を下そうとしている、外部委員のいいなりになる相撲協会の批判は妥当なものように思える。http://ameblo.jp/dewisukarno/entry-10577627804.html

2010/06/29

琴光喜に同情する。やめさせるのはもったいない

本日発売の日刊ゲンダイによると大嶽親方は琴光喜のツケ(名義)で賭博をやっていて、琴光喜の負け金3000万円というのほとんど大嶽親方。琴光喜は1回1万から5万しか賭けてない。大嶽親方は20万から50万と報道されている。
琴光喜が当初賭博を否定していたことと大関の地位が厳罰の理由とされているが、こんなことしゃべったら、大嶽親方に迷惑がかかるだけでなく、大嶽の義父である元大鵬(文化功労者)の面目を潰すことになる。縦社会の各界では先輩のしかも大横綱のメンツを潰すことは絶対できないはずだ。リーマン社会でも同じですよ。たとえばかばかしくとも上役の面目を潰さず機嫌をとっておもりをするのがよき部下なのである。
琴光喜は大嶽親方の負け金を肩代わりせざるをえなくなったお人好しだったというだけである。
そもそも私は賭博は被害者なき犯罪として非犯罪化が妥当と考える、前例としても1995年1月に二所ノ関親方(元関脇金剛・現理事)が麻雀賭博で逮捕され、審判委員解任、6カ月間20%の減俸、3月場所中の謹慎などの処分を受けた例があります。琴光喜は逮捕されてもいないのだからこの前例より重い処分は疑問である。

2010/06/20

賭博ぐらいでがたがたいうな。文部科学省は相撲協会をいじめるな。

 文部科学省の鈴木寛副大臣は厳重注意ですませた相撲協会を非難したと報道がありhttp://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/100617/crm1006171649032-n1.htm、スポーツ・青少年局競技スポーツ課の芦立訓課長(49)は、琴光喜だけでなく実態調査結果の公表を検討するよう要求。武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)が15日に「うみを出し切る」と発言したことを受け、名古屋場所を中止するほどの覚悟を求めた。http://www.nikkansports.com/sports/sumo/news/p-sp-tp3-20100617-642407.htmlとの報道もある。
 名古屋場所中止要求はあまりにも大げさである。協会は個人情報保護を理由に実態調査結果の公表に消極的とも報道されているが、相撲取にも私生活の自由があるはずたという観点からすると、四股名をさらすことがよいのか疑問があるし、文部省の指導は行きすぎだと思う。
 当ブログは「被害者なき犯罪の非犯罪化」というリベラルな刑事政策を支持する方針です。売春についてはローマ時代であれ、中世であれ欧州であれば大抵の都市で大勢の娼婦がいたし、コモンローもそれ自体は犯罪ではなかった。むしろ婚姻制度を維持するコストとして必要だし、現代では女性にもてない男への福祉事業としても価値がある。児童買春禁止法にも反対です。賭博や麻薬も非犯罪化を検討してよいと思います。警察に本当に取り締まってもらいたいのは、他者を脅迫したり自由を拘束したり財産権の侵害です。琴光喜関が野球賭博で3000万負けたと報道されてますが、それは自己責任で負担することで他者に迷惑かかるものではない。
 麻雀で書類送検された東尾修投手は解説者からライオンズの監督となった。それが当人の人生で大きな傷にはなったとは考えてないし、先発投手は登板した翌日は完全休養でしょうから時間もあることだし麻雀ぐらいやるだろと思う。ポーカー賭博で捕まった松尾雄治氏(ラグビー新日鉄釜石、スポーツ評論家)柴田勲氏(プロ野球解説者)については捕まったのは運が悪かったというか気の毒に思った。漫画家でテレビタレントの蛭子能収も麻雀で捕まったがウィキペディアによると「自分があんな(あの程度の安い)レートで警察の御用になるんだったら、東尾なんか懲役ものじゃないのか」と語ったとされており、捕まったのは運が悪かったという認識を示している。
 マスメディアはこてんぱんに叩く傾向があるが、そもそもスポーツとか勝負事をやる人は、ある意味勝負師であり一般人よりも賭け事が好きな人が含まれているとみるべきだし、むしろスイーツ親方とか真面目で通っている人の方が変人だろう。だから彼らに同情することは会っても非難はしたくない。
 世の中、賭け事が嫌いで石橋を叩いても渡らない慎重な人ばかりだったら面白くない。リスクを恐れず何事かに賭ける人の方が魅力があるし、賭け事が好きな人も或程度いることによって社会はうまく回っているはず。

 というか私の職場である東京都水道局でギャンブルや賭博が好きな人はそれなりにいます。ひとつ驚いたが、90年代前半ですが、水道局の幹部クラスである支所長の就任の挨拶というのを会議室に集められて聞かされたのですが、この支所では以前、日曜日の待機の日には馬券の購入でお世話になってましたと堂々としゃべるのです。これは電話による馬券の注文か詳細は不明ですが、日曜の待機というのは突発事故対応で当直している業務ですから、勤務時間中に私事である馬券購入を指図できるほど俺は大物だと誇示しているわけです。2年前に水道局幹部OBのこの人と会ったことがありますが、こちらは挨拶したのに私の名前や顔は知っているはずなのに無視されました。
 これは10年ぐらい前ですが徹夜麻雀やって翌日は午前中で寝て仕事していないような人もいました。管理職は離席して休んでいる人を監視することもしないしできない。むしろ私のように、勤務時間中に汚れてもいないのに上司の許可もなくシャワーを浴びるのは内規に反しているとか。冷房は28度設定と通達されているのに23.5度の最強冷房をやめさせるべきだとかコンプライアンスを主張したりすると私が転勤させられたり、不良職員にされて叩かれます。
 麻雀やギャンブルが悪いという認識はこの企業風土ではありません。ある職員は冗談で蛭子さんみたいに捕まったらやばいよなあとか言ってました。午後半休をとって大井競馬や川崎競馬に行く人もいたし、正月5日は午後半休をとって中央競馬の金杯に行くのが恒例という人もいたが、有給休暇は何しようと基本的に管理対象外である。組合分会書記長で、東京や中山で競馬が開催されてるのにねわざわざ週末は京都や阪神、新潟に遠征し、飲み食い旅行をしながら競馬をやる趣味の人もいた。それもしょっちゅう行っているらしい。
 私はギャンブルはやりませんが、われわれペイペイは組合分会書記長の制限的雇用慣行、職務統制と支配を受けることを管理職から強要される弱い立場であって、そういう企業風土で育っているからギャンブルや賭博が悪いという認識はない。

 ですから、相撲取りだったら、巡業とか暇をもてあましているときは花札ぐらいやるだろと普通思う。そんなことで、四股名を公表しないと名古屋場所は中止だのなんだのと大げさなことになっているのが理解しがたいことである。
 
1965年に拳銃の事件がありました。岩垂弘のサイトhttp://www.econfn.com/iwadare/page145.htmlに詳しい。まずすでに廃業していたが元大関若羽黒が銃刀法違反容疑で逮捕され、続いて協会理事の九重親方(元横綱・千代の山) がピストル一丁と実弾五発をもって警視庁に出頭し、銃刀法違反容疑で任意の取り調べを受ける。続いて相撲協会は横綱大鵬、同柏戸がビストルを所持していたことを警視庁に報告した。米巡業中に手に入れた拳銃を国内に持ち込み、銃刀法違反で書類送検。略式起訴で罰金3万円。協会からは、けん責処分。怖くなって隅田川に棄てたといわれてますね。東前頭三枚目・北の富士、西前頭二枚目・豊国もビストル不法所持で取り調べを受けた。取り調べを受けた力士は7人とされてます。しかし大鵬や柏戸がピストルの問題で顰蹙をかったという記憶はないし、ましてや本場所が中止なんていうことにはならない。

1995年1月に二所ノ関親方(元関脇金剛・現理事)が麻雀賭博で逮捕され、審判委員解任、6カ月間20%の減俸、3月場所中の謹慎などの処分を受けた例があります。二所ノ関親方は現在の協会理事です。琴光喜は解雇すべきとの強硬な意見にも反対です。前例と比較すると行きすぎの感は否めない。

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